創作BL
通報したら逆さで追いかけます
(キィ、)
学校の屋上の扉が開く
屋上に来たのは傷だらけの少年だった
傷だらけの少年は柵の方に向かった
その時
「ねぇ」
「っ…!?」
振り向くとそこには半透明の少年がいた
「君名前は?俺は雄也」
「……香、」
雄「へぇ、かおるって言うんだな」
名前を聞くと男は「何してんだ?」と聞いてきた
香「死のうと思って。」少年はそう答えた
雄「じゃあ俺の事成仏させてから逝けよ」
香「は、?」少年は戸惑った。成仏?何言ってんだこいつ。と
だけど彼が半透明な事に気付いた。
香「わかった。」
雄「よっしゃ!じゃあさ!友達になってくれ!」
香「は?そんなんでいいの?」
雄「おう!」
香「わかった。いいよ、友達になろう。」
その日から雄也と香は放課後毎日屋上で話していた
話して行く内に香は雄也に心を開くようになっていた。
香「ねぇ、なんであの時俺に声掛けたんだよ」
なんとなくそう聞いたそしたら彼はこう答えた
雄「俺と重なったからだよ。」と。
その時香は気付いた。彼の死んだ理由に。
香「お前、自殺したのか、?」
そう聞く。彼はそうだと言った。思わず香は
涙を零した。そんな彼を見て雄也は戸惑った。
雄「え、な、なんで泣いてんだ、!?」
香「もしお前が死ぬ時俺が居たらお前は死ななかったのか、!?」
そう聞くと彼は「そうかもな。」と答えた。
雄「俺はさ、」そう口を開くとなんで自殺したのかを話した。
親に愛されなかった事。虐められていたこと。人間不信だった事。
香はそんな彼の過去を聞いて何も出来なかった自分に悔しさを覚えた
雄「泣くなよ香!w俺は後悔してないぜ。」
雄「クズしかいない世界から俺は抜け出せた。そしてお前に出会えた。そんで、」
“好き”を知った
香「え、?」
顔を上げると雄也の顔が徐々に消えて居た
香「は、?おい!なんのつもりだよ!!」
雄「俺は報われた。だから成仏する。こんな俺の友達になってくれて、ありがとうッ!」
香「は、や、やめろよ、!おい…、!ゆうや、!!やめて、お願い。消えんなよ!!」
香は涙を再び流す。
雄「香、ありがとう。」
香「やめろよ!!頼む、!頼むッ!!」
雄「ッ…」
雄也は微笑んで涙を流してこういった。
“愛してる”
香「は、?おい!!やめ、おねが、…!ッぐ、…うぐ、ッひぐ…、」
香「おれも、…!愛しでる、ッ!!」
雄「ッはは笑香泣いてて顔ぐちゃぐちゃ笑」
(すっ、)
香の頬に手を当てる
香「ッ、!おま、…!触れるのか。!?」
(ちゅっ)
香「ぇ…?」
雄「ニコッ、」
香「あ、あ、ゆ、や、?あ、ア゙ア゙、ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッ!!!!泣」
香「ゆうや!!ゆうや!戻ってきて!お願い!」
愛してくれて、愛させてくれて、
“ありがとう”
香「そうだ、」
俺も逝けばずっと一緒だ。
コメント
1件
最高泣、ぶくしつです✨