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こんにちは、主です
いやぁ…モブ攻め系はいいですねぇ…
ということで、今回はモブ攻めです
注意書き
モブバボ(安)
なんでもいい人向けです
キャラ崩壊
誤字注意
口調迷子
バーボン表記
それでもいい方はどうぞ
コツ、コツ、と上品な靴の足音がバーに響く。
足音が向かっている先には今回のターゲットがいる。
その男、実は相手をするのが二度目になる、一度目は相手を信頼させるだけの行動だったからだ。二度目、今回は相手から色々な情報を引き出す。こいつは一族の貴族。情報なんざ山ほど持っているであろう。
バーボンは相手が好みな声のトーンで話しかけに行く。
「こんばんは。」
と、そのターゲットに話しかける。話しかけられた、その男は待っていました、と言わんばかりに鼻の下を伸ばす。
「やぁ、久しぶりだね」
男は頬を軽く赤らめながら、話した。赤らめている理由は酒を飲んで酔っているからなのか、久しぶりにバーボンと出会えて嬉しいのか、そこはわからない。
「はい、お久しぶりです。隣、座っても?」
ニッコリと微笑みながら問う。
「あぁもちろんさ。マスター私と同じのものを彼に」
「承知いたしました。」
店員は綺麗な言葉使いをしながら、テキパキと動いていた。
「ありがとうございます」
「どういたしまして」
「君がいるとは思わなかったよ」
「僕もです。まさか、貴方に会えるなんて思ってもみなかったので嬉しいです」
嘘の言葉をつらつらと並べていく。バーの人は「お待たせしました」と言って去っていった。バーボンはどう情報を聞き出そうか考えている。
「嬉しいことを言ってくれるね。」
ニヤニヤしながらその男が答える。この男は、自慢話が多い。だから、バーボンから聞かなくても欲しい情報を全て言ってくれた。そろそろここから出るか、と思ったとき、男がまた、口を開いた。
「なぁ、上にホテルを取っているんだ」
「今夜、どうだい」
「ほぅ…?」
なるほど、そういうことか。とバーボンは思った。多分行為中かその前、その後どれかに情報を一つは漏らすだろう。情報は多く持っていて悪いことはない。そう思い、バーボンはその男の問いに答えた。
「いいですよ。」
「本当か!」
男は嬉しそうに答えた
「僕を満足させれますか?もし凄かったら僕、もっと貴方に惚れちゃうだろうなぁ…」
男を煽るように、挑発するように言う。
「はは、煽らないでくれ、」
「煽ってきたのはそっちだからな、やめてといってもやめないぞ。」
その男は興奮交じりに言った。本当、こういう奴らは気味が悪いと思った。気持ち悪い、という言葉を飲み込んでこう言った。
「上等ですよ。」
男ははふっと口角を挙げて、バーボンの腰を抱いて笑った。
あぁ、本当に 君が悪い
あぁ、本当に 気味が悪い