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きみがわるい

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きみがわるい

1 - きみがわるい

♥

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2023年04月21日

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こんにちは、主です

いやぁ…モブ攻め系はいいですねぇ…

ということで、今回はモブ攻めです

注意書き

モブバボ(安)

なんでもいい人向けです

キャラ崩壊

誤字注意

口調迷子

バーボン表記

それでもいい方はどうぞ



















コツ、コツ、と上品な靴の足音がバーに響く。

足音が向かっている先には今回のターゲットがいる。

その男、実は相手をするのが二度目になる、一度目は相手を信頼させるだけの行動だったからだ。二度目、今回は相手から色々な情報を引き出す。こいつは一族の貴族。情報なんざ山ほど持っているであろう。

バーボンは相手が好みな声のトーンで話しかけに行く。

「こんばんは。」

と、そのターゲットに話しかける。話しかけられた、その男は待っていました、と言わんばかりに鼻の下を伸ばす。

「やぁ、久しぶりだね」

男は頬を軽く赤らめながら、話した。赤らめている理由は酒を飲んで酔っているからなのか、久しぶりにバーボンと出会えて嬉しいのか、そこはわからない。

「はい、お久しぶりです。隣、座っても?」

ニッコリと微笑みながら問う。

「あぁもちろんさ。マスター私と同じのものを彼に」

「承知いたしました。」

店員は綺麗な言葉使いをしながら、テキパキと動いていた。

「ありがとうございます」

「どういたしまして」

「君がいるとは思わなかったよ」

「僕もです。まさか、貴方に会えるなんて思ってもみなかったので嬉しいです」

嘘の言葉をつらつらと並べていく。バーの人は「お待たせしました」と言って去っていった。バーボンはどう情報を聞き出そうか考えている。

「嬉しいことを言ってくれるね。」

ニヤニヤしながらその男が答える。この男は、自慢話が多い。だから、バーボンから聞かなくても欲しい情報を全て言ってくれた。そろそろここから出るか、と思ったとき、男がまた、口を開いた。

「なぁ、上にホテルを取っているんだ」

「今夜、どうだい」

「ほぅ…?」

なるほど、そういうことか。とバーボンは思った。多分行為中かその前、その後どれかに情報を一つは漏らすだろう。情報は多く持っていて悪いことはない。そう思い、バーボンはその男の問いに答えた。

「いいですよ。」

「本当か!」

男は嬉しそうに答えた

「僕を満足させれますか?もし凄かったら僕、もっと貴方に惚れちゃうだろうなぁ…」

男を煽るように、挑発するように言う。

「はは、煽らないでくれ、」

「煽ってきたのはそっちだからな、やめてといってもやめないぞ。」

その男は興奮交じりに言った。本当、こういう奴らは気味が悪いと思った。気持ち悪い、という言葉を飲み込んでこう言った。

「上等ですよ。」

男ははふっと口角を挙げて、バーボンの腰を抱いて笑った。

あぁ、本当に 君が悪い

あぁ、本当に 気味が悪い

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