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こんにちは、いるかです!
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【🍌side】
4月8日。課題を入れた黒色のリュックを背負い、もう散り始めている桜の花びらが舞う中を1人歩く。
春の匂いは好きだ。深呼吸すると、どこからともなく花の香りがして、暖かい空気に心も温かくなる。
優しい風がふわりと頬をなでていく。
高校2年生。
そろそろ進路を決めて受験勉強に本腰いれないといけなくて、でも沢山ある学校行事を全力で楽しめる最後の年でもあって。
そんな難しい年。
学校に着くと校舎前に張り出されたクラス発表の掲示板前に人だかりができていた。
張り出された名簿を見る。何気なく立ち止まったのがD組の名簿の前だったので、そのまま俺の苗字の所まで目を滑らせる。
…あっあった。D組か。
トントンと肩を叩かれる。振り向くとそこには無邪気な笑顔の彼が。
「おはよーおんりー!おんなじD組やなー!今年もよろしくー!」
「おらふくん!おはよ。同じクラスでよかったぁ」
制服の上から、学ランを着ずにゆったりとしたジャージを着ている彼とは去年からクラスが同じである。頭の上に乗ってる雪だるまくんは、道中手に入れたのであろう桜の花びらで遊んでいる。正直かわいい。実は俺は、去年から夏でも溶けない雪だるまくんの生態にすごく関心があるが、少し怖い気もして突っ込まないようにしている。
「 お、今年も同じクラスじゃん」
🍌「あ、men!おはよ!」
⛄「残り2人も同じクラスよ。5人そろったねー!」
と、そこに現れたのは身長180超え、ラグビー選手の様に大柄なおおはらmenである。一見すると怖いが、仲良くなると面白いし、理路整然とした話し方は聞きやすい。落ち着いた声だがたまに発狂するところも一緒にいて楽しい。
そして今おらふくんが言った「5人」というのは、1年の時に同じクラスだった、ゲーム仲間5人組。俺、おらふくん、めん、そしてぼんさんとドズさんである。たまたま席が近くて話していたら仲良くなって…って感じ。
「おはよー」
⛄「今日は遅刻じゃないんすね、ぼんさん」
「いつもしてるみたいに言わないで!」
🐷⛄🍌「えっ」
「えっ?」
🐷⛄🍌「wwwww」
朝から既に気だるげな彼はぼんさん。いつもサングラスをしているのと背が高いのとで、こちらも一見怖がられる見た目をしているが、中身は心優しき卑怯者である。きっと昨夜も全然寝ていないのだろう、サングラスから覗く目が半分寝ている。そして、お察しの通りいじられキャラである。
🍆「あでもドズさんいないじゃん!俺最後じゃないもん!」
⛄「ドズさん先生の手伝いしてるからもう教室いるらしいですよ」
🍆「あれ」
🐷「wwwあ、じゃあ教室行きますか!」
🍌「行こー」
今日から、高校2年生としての1年が始まる。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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また第2話でお会いしましょう!
それでは…おつるか!