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krnt 夢/十/夜/第/一/夜 パロディ
3時間もかけて書いたのにデータが全部消えてガン萎えなので雑
⚠︎第/一/夜なので死ネタ
同棲か泊まってる体で読んでください🙇♀️
原作とはかなり違います
ある日、こんな夢を見た。
ベッドの上でタバコを咥え、隣で仰向けになって寝転がるntくんを見つめていると、おもむろに口をひらいた。
「トルテさん、俺死ぬ気がする。…いや、気がするって言うか死ぬ」
静かな淡々とした声でそう言った。
ふわふわとした亜麻色の髪をシーツの上にぱさりと広げ、まっすぐに天井を見るその顔は色白ではあっても生気を感じるほどに頬がほんのり赤く染まっている。どう考えようが死にそうには見えない。
「俺もう死ぬよ」
静かに、今度は確信を持ったように言った。
なぜか俺も直感的に死ぬんだなと思った。ひたすらに天井を見上げこちらを見ない目を合わせたくて、上から覗き込みながら聞いてみた。
「ねえ、お前ほんとに死ぬの?」
「うん、死ぬよ」
ぱっちりと目を開き、そう言った。鬼灯のような色の綺麗な瞳の中には、俺の姿が鮮やかに浮かんでいる。人間らしく潤んでいるのに、これで死ぬのだろうか。
何度もntくんが死ぬというものだから、目の前のntくんの姿が幻想じゃないか不安になり、癖のある髪に触れようとした。伸ばした手の先にある亜麻色は触れることができ、ふわふわとしていた。
先ほどまではぱっちりと開かれていた目は、今では眠そうに瞼が少し落ちてきていた。
「でも死ぬもんは死ぬから、仕方ないよ」
やっぱり静かな声だった。
「ねえ、俺のこと見えてる?」
「見えるかって、そりゃそこに写ってるからね 」
俺は何も言えなくて、ntくんから目を離してまたタバコを咥えた。そうしていると、またntくんが口を開いた。
「俺が死んだら埋めてよ。前に2人で行ったときのデッカい真珠貝とかで穴を掘ってさ。俺のことを思い出したりした物あったら墓においでよ。そうやってトルテさんが墓の傍で待っててくれたら、また逢いに来るから」
「……いつ逢いにくるの」
「日が東から昇って、西に落ちて行くのをたくさん繰り返すでしょ?トルテさん、待ってられる?」
俺は黙ってうなずいた。ntくんは先ほどまでの静かな調子を一段張り上げ、思い切った声で 「百年待ってて」と言った。
「百年、俺の墓の傍で待ってて、きっと逢いに来るから」
俺がただ待っていると答えると、ntくんの瞳に写っていた俺の姿がぼうっと崩れた。溢れ出した雫は、閉ざされた瞳から頬へ垂れていった。
もう死んでいた。
俺はそれからなんとか貝殻を見つけ出し、外に穴を掘った。真珠貝で掘るたびに貝の裏に月光が反射し、きらきらとしていた。手入れのされていない庭の雑草と土のにおいを感じていると、しばらくして穴が掘れた。ntくんをその中に入れた。掘って柔らかくなった土を上からそっと掛けると、土を掬うたびにまた貝の裏に月光が反射した。
それからntくんとの思い出の場所、行きたかった場所、色んなところ行くうちに墓の下へ置く物が増えていった。見つけた物を手に持つたび、胸と手が少し暖くなった。
俺はタバコを咥えながら、いつもntくんが座る椅子に腰掛けながら庭のntくんの墓を眺めていた。そうしていると、ntくんの言った通り日が東から上り西へ落ちて言った。ntくんの鬼灯のような色よりも少し紅いそれは、色を変えず落ちていった。1つと数えると、静かな空間に俺の声が溶けていった。
しばらくして、また日が昇っては落ちていった。俺が2つと数えると、また静かな空間に声は溶けていった。
俺がこうして何度も何度も数えても、幾度となく日が過ぎていったのに、それでも百年が来ない。墓に置いた物には土埃が付いたり変形し始めてきていて、ntくんが俺を励ますための嘘をついたのではないかと疑い始めてしまっていた。
すると、墓から青々とした茎が伸びて来た。いつのまにか、墓のよこでしゃがむと目の位置くるほどまでに伸びていた。先端には、鮮やかな赤を讃えた千日紅が複数咲いていた。そこに雫が落ちてきて、その重みでふるふると震えた。俺は近くでみようと庭へ出て、冷たい雫の滴る、ntくんを想起させる赤の花弁へntくんにする時のように目を閉じ優しくキスを落とした。顔を離して目を開き、ふと遠い空を見あげると、暁星が1つ瞬いていた。
この時 「百年はもう来ていたんだな」と初めて気づいた。