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鏡の中の君は

#2 This world


❑ ❑ ❑


あれからどれほど進んだろうか、太陽は天高く昇り昼ご飯が恋しくなってくる頃

「…うん、ここら辺でいっか、」

アリーが呟き足を止める。アリスも続いて止まろうとするも少しよろめいてしまった。

「あの──ちょ…───」

アリスが呼吸の荒い中アリーび質問を投げかける。

「ど─どうしてここまで──…そして結局貴女は─?」

「あ〜…理由、説明してなかったね、ちょっと待ってて…」

そう言うとアリーは重そうな荷物から飲食料を取り出した。「ほら、これ食べな」とアリスに手渡した。

「まぁ、簡単に言うとこっちは君から見る鏡の中なの、だから私と君とは同一人物みたいなものだね、」

サンドイッチを頬張るアリスを横に、淡々と説明を始めた。

「それで──私たちがここまで来た理由、なんだけど、どうやら私女王様に探されてるらしくて…だから。」

「どうして…探されているんですか?」

「その理由は分からない、だから顔なじみのところに行こうかなって…」

なるほどな、と思っているアリスだがそこで一つ純粋な疑問が出てくる

「あの…何故私をこっちに連れてきたんですか?」

そう、アリスを鏡の中へ連れ去った理由だ。

「あ、いや、冒険って…皆でしたほうが便利かなって…ごめんね向こうの私。あ、そういえば私のことはアリーって呼んで、君のことは変わらずアリスって呼ぶから。ね、ごめん」

そう言うとアリーは手を胸の前で合わせてごめんといった素振りをした。少し悪びれた様子が見られたが正直そんなに反省はしていないようだった。

「……さてっと、アリス、準備は良い?出発するよ!」

そう言うとアリーはアリスに手を差し伸べてきた。

彼女の冒険はここから始まっていく。


続く

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