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ユーリ「壊れていたのは世界でしょうか?
間違っていたのは世界でしょうか?
イザナには朝がやってこない。
だからイザナのおはようはもう聞けない。
時が戻ればなんて思いながら私はイザナをこんな部屋に閉じ込めている。
声が枯れるまで歌い続ければきっときがついてくれるよね。
またいつか光の降る街を手を繋いで歩きましょう。
空の青さを忘れるなんてまったく本当にイザナは馬鹿ね。
壊れていたのは世界ではなくて。
間違っていたのもイザナだけど。
嘘で固められた世界でもごめんねイザナに生きてほしいの。
時が戻れば、なんて思いながら私はもう少しだけ諦めてる。
声が枯れるまで歌い続けるのはイザナのためだけじゃない。
またいつか春の空を二人手を繋いで歩きましょう。
何も知らないイザナでいいの。
私はどこにも行かないから。」
イザナ「ユーリ、ユーリ君の幸せなんて願ってた頃に戻れないんだ。」
ユーリ「知ってるよ。
どうにもならないことも。
でも嫌いになんてなれなかった。
またいつか光を歌いながら二人手を繋いで歩きましょう。」
イザナ「開けない夜はないと教えてくれたこと。
俺の手をひいてくれたこと。」
ユーリ「私は忘れないよ。
イザナ。」
イザナ「なに?」
ユーリ「ねぇ私ほんとにイザナが好きだよ。
イザナ。」
イザナ「なに?」
ユーリ「イザナはどう?」
イザナ「俺も、」
イザナ(ユーリが好きだ。)