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風賀side
「続いてのニュースです。昨夜市営住宅の近くのコンビニの路地裏でαの男子高校生が同級生であるΩの女の子に集団でー」
「…あんま良くないニュース…(?)」
大体の人は中学生のバース性検査で自分の第二の性を知ることができる。
俺も受けたが、結果は「β」
まぁそうだよな
俺は何かが優れてるってわけでもねぇし……
ってやべっ…
学校遅れる!
「いってきまーす…」
間に合うかな…
ところで、俺の学校ってαやβ、Ωは全部ごちゃまぜでクラスを組まれてるんだ。これも学校によっては違うけどな
αの子はわかりやすい。だって、目立つから。ただβとΩに奴はわかりにくい。Ωの奴はいじめられるかもってことで自分はβだ
って偽る場合が多いらしい。
βでも成功してる奴は成功してるし、俺は別になんでもいっかなって感じ
あと、俺にはαの絢太っていう幼馴染がいる
幼稚園からずっと学校もクラスも同じなんだぜ?俺も絢太もびっくり
っと話がそれたけど俺の通ってる学校は私立、薬園寺高校。
俺の親と絢太に親が作った学校
ちなみに俺と絢太は世間で言うボンボン?らしい
で、親同士が仲良いからこうなった
絢「風賀、はよー」
「ん、はよー」
軽く挨拶を返し教室に入ろうとすると絢太に腕を掴まれた。
「んぇ?なに?」
絢太の方を見ると絢太は目を閉じ俺の匂いをクンクンと嗅いでいる。
げっ。
思わず手を振りほどき絢太と距離をとる。
どこか臭かったのか?匂いとか割と気おつけてる方なんだけど。
絢太「お前なんかつけてる?すげー甘い匂いがするんだけど。」
思わず自分の腕を鼻に近づけ匂いを確認する。
柔軟剤?いやでも、そんなにキツくないと思うんだけど。
俺は顔を上げ恐る恐る聞いてみる。
「臭い?」
絢太は眉をひそめ首を傾げる。
「いや、なんつーが美味しそうな匂い。どっかで嗅いだことあるんだけどなんだったかな。」
臭くないことに安堵しつつまだブツブツ言ってる絢太を置いて自分の席に座る。
変な絢太。
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