休日のお昼頃。
「テツ〜、腹減った〜」
ソファーに座って背もたれにもたれかかり、頭を後ろに下げ、目線の先にいる彼にそう言った。
今日は任務も無く、メンバーそれぞれがやりたいことをやっている日だった。佐伯と宇佐美はこれといった予定もなかった為、今日は一日一緒にいる。
「えぇ…僕に言われても、なんも作れないんだけど…」
こちらを見ている彼を横目に困惑した様子を見せた。
なにか良い方法はないか、と悩む仕草をする。
「う〜ん……あっ。リトくん、冷蔵庫にアイスがあるよ」
「アイス!!!?何味??」
カッと目を大きく開いた宇佐美。くるっと体を佐伯の方に向け、ソファーに膝立ちをする形で座りながら、佐伯に問い掛ける。
「チョコミント!」
「マジ!?!?食べる〜!!!取り行こ〜!!」
佐伯が味を答えると、宇佐美はすぐさま冷蔵庫へ向かって歩き出した。
随分と上機嫌な彼の様子を見て、思わず口元が緩くなる。
するとグゥー、と自分の腹が鳴った。
「俺も腹減ったな…リトく〜ん、そこに別の味の……」
その後二人は、アイスを食べたそう。
だがアイスだけでは満足行かなかったため、結局は二人で何かを食べに行くことにした。
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