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一体誰が予想できただろう……第一印象はただの不潔でヘラヘラしたおっさん。そんな人に人生変えられるなんて俺は思ってもみなかった……
第1章
俺は高校2年生、なんの取り柄もなくただただ平凡に生きてるだけ、そんな生活を変えてくれた男と出会ったのはほんの最近、それは俺の通ってる学校の文化祭でのことだった。
俺はただただ平凡に生きたい、それなのに俺は忘れもしない 4月、委員会決めそこで1人生徒会に入らなければならなくなった。俺の学校ではローテーションで学年部から1人生徒会にはいる人を決めてる。今年は俺のクラス、C組。そして運悪く、断りきれもせず、俺は生徒会に入ってしまった。
「お邪魔しまーす。」
そう言って入った生徒会室、俺以外全員集まってた。気まず……そう思いながら席に着く。『2年生生徒会役員』そう書かれたプレートが置かれた席に。そして各自自己紹介も終わり、初めての話し合いが行われた。どうやら今年有志発表に出る人数が少ないらしく、生徒会のメンバー数人でバンドを組んで出るというものだった。めんどくさい、やりたくない、なんで自分が、そういう声で溢れる生徒会室。あぁめんどくさい、早く帰りてぇな、そう俺も思ってた。でも次の瞬間不満で溢れかえってた生徒会室が静まり返った。それは生徒会長からの言葉。
「みんなこの紙に自分の名前書いてくれない?くじで決めよう。どうせ話しあっても時間の無駄だし……」
そしてまた不満で溢れかえる。でも生徒会長は臆せず
「何?文句あるならあんたやってくれんの」
と言いみんな何も言えず渋々名前を紙に書いた
俺はまたしても運がないらしく選ばれてしまった。選ばれてすぐに選ばれた5人の中でギターボーカル1人、ギター1人、ベース1人、ドラム1人、キーボード1人決めろというのだ。またまためんどくさい、関わったことの無い生徒会副会長と書記、会計、3年生徒会役員、俺。選ばれたメンツは男ばかり。
選ばれた人間たちの安堵した顔を俺たち男メンツは睨むようにして見ていた。幸いと言ってはなんだが副会長、会計はギターを習っているらしく、ギター、ベースはすぐ決まった。なぜボーカルやってないかって?それは会計がギターで決定したのだが会計が酷く音痴なためである。そして書記はピアノを習っていたらしくキーボードで決定した。あとはドラムとボーカル。残りの3年生徒会役員は吹奏楽部でパーカッションであるからドラムの方慣れているのでドラムがいいと言う。そして俺は断れない性格。渋々了承し、その日の話し合いは終了であったが、俺たち5人は残りなんの演奏をするかで話し合っていた。そうここカラオケで。なぜ?なぜカラオケ?そう思うだろう。俺も思った。最初はね。ほかの4人が俺の歌声を聞いてそれにあった曲を選ぼうと言ってきただからである。めんどくさいとも言えないので渋々行った。そして色んな歌を歌った。そしてMrs. GREEN APPLEの青と夏に決定した。そして次の日から練習、練習の日々。そして今日が当日。緊張しまくり、テンパりまくりだが午後から有志発表なため午前中はちょっとだけ練習して待機していた。
人生が変わるまであと3時間