ボフッ
帰宅早々ベッドへダイブする。
潔(孤児院ってどんなところなんだろ、、、いまいちよくわかんないんだよな、、、今度ちょっとだけ覗いてみようかな、、、いやいやいやッ!!流石にそれは、、、犯罪者の域だろ、、、)
今思うのなら俺の人生が変わり始めたのはここからだろう、、、
18時半〜
香ばしいスパイスの香り,
ルーには,ゴロゴロとたくさん具が入っている、、、ジャガイモ,ニンジンそして,鶏肉
炊き立ての白ごはんと一緒に盛り付ける
そう!今日の晩飯は、、、カレーライスだ!!
大好きな夕食を前にして,スプーンでひとすくいし一口目を運ぶ、、、
潔)「でらうまぁぁぁ✨✨」
伊世)「あら,そんなに美味しそうに食べてくれるなんて♪お母さん嬉しいわ♪」
一生)「いい食いっぷりだなぁ!!はっはっは父さんも負けてられないな!」
潔)「別に競ってるわけじゃないんだから、、、」
潔)「あっそういえば,俺のお気に入りのカフェあるじゃん?あそこの近所にさ,孤児院できたんだよね。パクッ」
伊世)「あぁ確か、、、よっちゃんが毎日のように通ってるツバキっていうお店でしょ?」
潔)「そうそう!なんかちょっと教会っぽい感じあるんだけど,ちょー綺麗でさ!しかも割とでっけーの!!」
一生)「へぇ〜孤児院かぁ子供がたくさんいるんなら賑やかでいいじゃないか!!なぁ?母さん!」
伊世)「それはそうねぇ♪少し覗いてみたら?♪」
潔)「いや,それは流石に不審者だと思われるでしょ、、、」
潔(俺も母さんとおんなじこと思ってたけどな!?)
相変わらずうちの両親は,全体的にぽやっとしている。
一生)「〜〜〜〜??」
潔)「ーーー!!」
夜10時半ベッドにて〜
潔(やっぱり今度門の前側ちょっと覗いてみようかな、、、ひょっとしたらサッカー上手い子とかいるかもしんねぇし、、、)
潔(明日普通に学校あるし,朝練もあるしな早く寝よ、、、、、、、、、。)
8月1日
ピピピピッピピピピッピピピピ
スマホの目覚ましアラームが鳴り,重たい腰を上げて起きる。スマホのスヌーズ機能には感謝だな、、、。
カーテンを開けると朝の日差しに攻撃される。
潔)「うわっ!眩しッッ!!!」
反射で顔を背け,両手のひらを太陽にかざし,自分の身を守るような体制になる。
その時,
「よっちゃ〜ん!朝ごはんもうできちゃったよ〜♪,,!!」
呼びかけられた。おそらく、、、というより絶対に母だ。
潔)「おはよう!母さん!父さん」
伊世)「はぁい♪おはよう♪」
一生)「世一おはよう!今日の朝ごはんもうまいぞぉ?」
潔)「うん,いただきます!」
〜
潔)「ご馳走様でした!!」
「美味かった!!」
〜
潔)「そんじゃあ行ってきます!」
伊世)「いってらっしゃ〜い♪」
一生)「行ってらっしゃい!」
俺の登校する時には必ずあのカフェの横を通る。やっぱり自然と目がそっちの方へと向いてしまう。
孤児院の方へと、、、
潔)「、、、、、、。うーん、、、うーーーーーーん、、、いや、、、、、よし,!ちょっとみてみるか!」
門の上から顔を出し,辺りを見回す。
潔(いや,やっぱり綺麗だ。子供達が広々と遊べるようにグラウンドまであるし,遊具だって、、、。)
その時
一人の少年がいた。
小豆色の髪,全てを見透かすようなターコイズブルーの瞳,シュッとした顔立ち。
到底子供とは思えない顔の良さに驚きを隠せない。
そしてその子が手に持っていたのは、、、
潔(サッカーボールだ!)
潔(あの子、、、俺に気付いてないみたいだな、、、?)
潔(いや待てよ、、、この時間帯一人で外に出て大丈夫なのか?、、、いや、、、門はあるけど危ないだろ、、、)
??)「おい、、、そこ、、、前、、、」
??)「おい!!!!」
潔)「ッッ!?びっくりしたぁ!?あ,ごめん!なに??」
??)「お前は不審者かって聞いてんだよ。」
潔(いや、、、やっぱり不審者に見えるよな??)
潔)「不審者ではねぇけど、、、それっぽくは見えてたよな、、、俺,そこのカフェの常連でさ。昨日,ここに孤児院ができたって聞いてみたらすっごく綺麗なところだなって思って、、、。」
??)「そうか、、、。お前,名前は?」
潔)「俺の名前は、、、潔!潔世一だ!!」
潔)「君の名前は?」
??)「俺の名前は、、、、、、さッッ
関係者?)「あぁぁぁ!!??ようやく見つけた!!ずっと探してたんだからね!??」
関係者?)「君はいっつも!!サッカーをしたいからってご飯の時間でも抜け出してぇ!!」
??)「、、、。つまんなぁから抜け出したんだ。それのなにが悪い、、、。」
少年はそういうと,中へと入っていった、、、
関係者?)「も〜う、、、。ところで、、、あなたは?」
潔)「俺はここの近くに住んでいるものです。最近,ここに孤児院ができたと聞いてあまりにも綺麗だったもので,眺めていたところ彼に会いました、、、。」
関係者?)「なるほど!ご近所さんでしたか、、、!こりゃ失敬!わたくし,この孤児院の責任者、、、つまり院長をしております。
《 花塚 紫苑 》(はなつか しおん)と申します。」
コメント
1件
初コメ失礼します! 物語めっちゃ好きです!続き待ってます!!