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『、、、』
気まずい、
今日は
委員会があって少し遅れてきてしまった
そのため
急いで体育館に駆け込んだのだ
すると、
「あ！〇〇ちゃん！」
そう言って
子犬のように笑う
松村先輩の姿が、
どうやら
もうすぐ卒業ということで
バスケ部に遊びに来たらしい
そして
もうひとつ驚いたことが
松村先輩に彼女がいないこと、
本人に聞いたわけではない
ただ、
バックのキーホルダー
ちらっと見えたスマホの待ち受け
それを見て
なんとなく確信した
目の前には
想いを寄せていた人、
その奥には
気になる人、
よく少女漫画であるシチュエーションだ
それから
松村先輩は後輩にアドバイスをしてあげたり
少し一緒にゲームをしたりした
その後
「じゃっ、頑張れよ！」
と軽く挨拶をして
帰る支度をした
「〇〇ちゃん、ちょっといい？」
『、、、はい』
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