カイ潔
※学生パロ
※本誌関係×
※カイザーが先輩です
思いつきで書きたくなったのでお手柔らかにお願いします、、笑
「ん〜疲れた、」
サッカー部の練習が終わり、片付けをしながらふと思い出した
「(うわぁ〜、テキスト机に入ったままだー、)」
今日の課題を思い出して気が滅入る
「(教室遠いんだよなー、)」
「(……先輩の方の階段から近道しちゃお)」
今日は終わるのが早くて空模様はまだ茜色に染まっていた
あいさつを済ませていそいそと階段を上る
「うぅ〜さむっ、早く取って帰ろ、」
冷える廊下を歩いていると、ふと先輩の教室が目に入る
「………?」
「誰か寝てる」
目に入った教室には端っこに、机に突っ伏しながら寝てる姿があった
「…あ、あの髪型に体格、、」
「かっ、カイザー先輩!!?」
何度も何度も見ているから分かる
そこには俺が密かに想いを寄せる、カイザー先輩の姿があった
「…ちょっとだけ、!!ちょっとだけ、」
そーっとドアを開けて中に入り、カイザー先輩の顔が見える所に移動する
悪いことをしているのは承知の上、カイザー先輩を間近で見るとそんな思いも吹っ飛びそうなくらいだった
「…きれー、」
艶のある髪、長いまつ毛、高い鼻、綺麗な輪郭
全てにおいてパーフェクトな先輩はみんなの憧れの的だ
もちろん女子からの人気は当たり前、男子からもトップレベルの信頼を得ている
告白なんて日常茶飯事の事だろう
俺なんか眼中に無いことだろうし、
今だけ、こうして眺めることを許して欲しい
「先輩ー、冷えますよー、」
そう言ってつんつんしても起きる気配は無い
時間もだいぶ経っていたので先輩を気持ちよく寝かせておくことにした
「(、最後にゆるしてね、、先輩)」
「せーんぱい、好きですよー、」
そうして俺は先輩の頭上へと唇を当てた
「(やば、何してんの俺、笑)」
火照った頬を抑えながら帰ろうとすると、
「うわっ、、!!??」
後ろへとぐいっと腕を引かれた
「…………へ?カイザー先輩!!?」
「いい目覚めをありがとうな、世一」
「な、な、え、いつから起きて、!!? 」
「お前が入ってきた時から起きてたぞ」
「なっ、、、!!??」
「……えーっ、てことは、俺の……」
「好きですよ、だろ?笑」
「うわぁぁぁ、待ってくださいよーー!!」
「恥ずかしすぎるんで、、」
「………俺も好きだぞ」
そうして次は唇が先輩に奪われる
「んむっ、…!」
「俺と付き合ってくれるか?」
「………いやです、」
「え?」
「こんな、かっこよくて、大好きな先輩だからっ、」
「俺、めんどくさくなっちゃいますよ、…? 」
「…なーんだそんなことか笑」
「上等だ世一♡」
「…付き合ってくれるか?」
「…はい、!」
そうして俺らは夕日が昇る教室で再びキスをした
END
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