テラーノベル
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♥️side
♥️「りょうちゃん、気分転換にキーボード弾かない?」
ずっとベットで過ごしていて表情が暗くなるきみを見ているのが辛かった。傷ほ回復いてきているけど、メンタルは治らない。あの天使のような明るい笑顔も2ヶ月ほど見ていない。
💛「……。うん、…」
声をかけると一瞬目を見開いて怯えた表情を見せたが、自分で起き上がってゆっくりと家にあるキーボードに向かった。
鍵盤に手をかけた時、音がなるはずだったが聞こえてきたのは不規則な呼吸音。
💛「ハァハァ、カヒュ…カヒュ、ゲホゴホ」
そのまま手が震えだして、ポタポタと涙を流した。どうしてか分からない。好きだったはずのキーボードをやろうとしたら、急に怖くなったみたい。
りょうちゃんは引き出しに向かって何かを探していた。呼吸が落ちついていないのにこのままじゃ危ない。
♥️「りょうちゃん、何探してるの?
一旦落ち着こうよ、」
りょうちゃんに手をかけた時だった。
グサッ ジャギィ
(手が切れる音)
💛「…あぁ、うー…。」
見たものはカッターがりょうちゃんの腕に刺さり血が滴る光景。
♥️「りょうちゃん!何やってるのやめて!」
💛「僕に触らないで!来ないで」
カッターを取り上げようとすると、大声を出して怒鳴った。手から血がポタポタとたれていて止まる気配がない。痛そうな表情をしているが動かす手は止めない。
りょうちゃんほなにかボソボソと呟いていた。
💛「ピアノが弾けない僕はいらない……。
必要、、ない。ミセスは2人で十分。2人に殺される前にっ、、死ぬ、!! 」
そして首にカッターを当てた。僕は必死に止めようとした。
❤️「ダメ!やめて」
💛「触らないで!」
シュッッ ポタポタ
僕の手に違和感を感じた。見てみると深くはないが切り傷だった。多分僕が無理に止めようとしたらから、りょうちゃんはパニックになって
手にカッターをもっていた事を忘れていたんだろう。そして僕を押した時に刃が当たってしまった。
💛「あ、え…、嘘、僕っが…」
りょうちゃんは唖然とした様子で震えていた。きっと傷つけるつもりはなかったんだろう。
♥️「りょうちゃん、大丈夫だy…」
💛「ごめんなさい、ごめんなさい
傷つけちゃった もうこんな僕を殺してく
ださい」
しゃがみこんで必死に謝って涙をこらえてるんだろう。
ギュッ
「りょうちゃん大丈夫。僕達には
君しか居ないんだよ。もう全部吐き出しちゃいな、我慢しなくていいんだよ。」
若井がりょうちゃんをそっとハグした。
💙「大丈夫、1人じゃないよ。分かってる。
伝えたいことはあるのに言葉に出来ないんだよね、 りょうちゃんは頑張ってる。一番がんばってるよ、 」
💛「うあ゙ぁあ ん、涙」
💛「ヒックグズ、ハア涙」
若井の言葉に安心したのか今まで我慢していた涙がりょうちゃんから出てきた。若井の胸の中にすっぽりと収まって、まるで今まで見せたことのない様子だった。
ヨシヨシ 撫でる
💙side
しばらくして少し呼吸が落ち着いた。
💙「りょうちゃん、傷の手当してもいい?」
このまま傷を血が出たまんま放置するのも良くない。また少し血が溢れている。
💛「…うん。」
💙「元貴お願いしてもいい?俺下手だからさ。」
♥️「分かった」
💙「りょうちゃん、大丈夫。こっちおいで 」
優しく微笑むとりょうちゃんは泣きなが俺の腕の中に収まった。体を小さく丸めて擦り寄ってくる。大丈夫君は1人じゃない。1人にさせない。
♥️「消毒するからちょっと染みるかも 」
チョンチョン (消毒)
💛「痛い…、」
♥️「ごめんね…、すぐ終わるから」
💙「俺か抱きしめてあげるから、
チョンチョン(消毒)
💛「…う、痛い…」
苦しむりょうちゃんをさらに強く抱きしめる。腕の中でポロポロ涙を流している。
少しでも痛さが紛れるように優しく腕の中に包み込む。
♥️「よし、終わったよ」
💛「あり…がッと…」
💛「元貴ッごめんなさいッ…。 」
💛「傷つけるッグズつもりじゃ、グズなかったのに…ポロポロ」
💛「だた…夢と現実がわかんなくなちやって 夢見たく、2人に殺されちゃうと思って… 」
僕は要らないと思って
コメント
1件
うぅ…もう涙腺が… 最高でした 二人が涼ちゃんのことをほんとに大事に思ってるんだなって思ってもう。。。 😭😭😭 続きがすっごく楽しみ