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僕 一人 。 ぽつり ほつり 。
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「 … 殺さないのか … ? 」
俯いた まま 問う 。
「 え 、 殺す ? なんで ? 」
あっけらかん と して 言う 。
「 だって … そう 言われて … 」
「 あはは 、 殺す訳 無いじゃ無いか 、 」
「 なぜ … ? 」
「 僕 は 君 を 救いたい から だよ 。 」
「 … でも お前 … あの 、 マフィア の 仲間 … じゃないのか 、 」
「 マフィア が 人 を 救う なんて 劇的 で 素敵 じゃ ない ? 」
はにかんだ 微笑み で 言う 。
「 … 、 」
顔 を 上げる と そこ に は 優しく 笑う 彼 が いた 。
手 を 差し伸べ られて 手 を 取ってしまった 。
生けない 。 行けない のに …
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