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リドルが助っ人にきたことによって近江連合は危機にさされている。
「アカン太刀打ちできへん。」
「諦めたらアカン…近江の未来がかかってるんやから。」リリアの眼光が組員の心臓を貫く。
「はぁはぁ…ちょこまか動きよって。」石尾田がハンに撃たれた腕を掴んでいるとカツカツとヒールの音が聞こえてきた。
「ハン・ジュンギを舐めすぎたようだな。」その声はソンヒだった。
「コミジュルの総帥がお出ましとはな…。」
「今はハンピンリューマンの総帥だ趙がおりたからな。」石尾田はその言葉を聞いて肩を揺らした。
「ハンピンリューマンも落ちぶれたもんやのう…。」ハンは眉をひそめて口を開いた。
「ソンヒに落ちぶれと言わないで頂きたいですね。」石尾田の腹に銃口を向けてハンはゆっくり歩み寄った。
「オフズユワーネット!」
「リドル先輩無事ですか?」
「エースとデュースお前達も来ていたのか。」リドルは少し安堵の表情を見せた。
「マジカメ映えしない奴らばかりかと思ってたけど一人いるね彼がハンさんだねかっこいいじゃん。」
「ケイト呑気なこと言ってる場合じゃないぞ。」クローバーはケイトを咎めた。
「助っ人が沢山来たからってええ気になるなよハン・ジュンギ。」
「さよなら石尾田さん。」ハンは石尾田の腹を撃った。
「兄貴ー!」近江連合の組員達が石尾田に駆け寄った。
「俺達の出番なしかな?」ケイトは少し落胆した声で呟いた。
「いや来てくれただけで有難いぞ。」リリアはケイトとクローバーに優しい笑みを向けた。
「これで終わったんです…。」ハンが呟いた瞬間石尾田が力を絞ってケイトの後ろに回ってこめかみに銃を突きつけた。
「ヤバいことになったかも…。」ケイトは冷や汗を流した。
「ケイトになりするんだ…。」クローバーは拳を握りしめた。
張り詰めた冷たい空気があたりを包んだ。
「お主やめるんじゃ。」リリアは石尾田に近づいた。石尾田はリリアに発砲したがふらりと倒れた。警察官達の足音が聞こえてきた。
「早く戻るのです。」ハンはリリア達に早く戻るように言った。
「分かったお前達戻るぞ。」リリア達は学園に無事に着いた。
「良かった無事で。」クロウリーはほっとため息をついた。
「中々スリリングだったぞ。」リリアはニヤリと笑った。