第1話 潔世一
「ねぇ、潔世一って知ってる?」
「うん!知ってる知ってる!」
「いろんな怖い噂あるよね〜!!wwww」
「あ、例のあいつ来た〜!!wwwwもう学校に来ないって思ってたのに〜www」
いつものようにみんなに、まるで日常のように、悪口を言われる。まるで、僕がドブネズミのように、扱い回しといて、自分たちに不幸が来るだけなのに、、、
まあ、変な噂が流れてよかった。これで、誰とも関わらないから。
僕は、今日、自殺する。だって、お母さんも、お父さんも、僕のこと何て何にも考えてくれやしない。
それに、耐えられないし、こんなイジメ。毎日登校する時に、誰かに(それも毎回違う人に)、ぶつけられる。それに、落書きが毎回机に書かれている。
だから、今日、4月1日の僕の誕生日でありエイプリルフールの日に、死ぬって決めたんだ。
潔: ガタン(椅子に座る音)
ふうっとため息をする潔に、ある興味を持った男の子がいた。
その子は、潔の隣に座る男の子の、蜂楽廻という、見事に綺麗な男の子で、成り立った茶色い髪の毛と、黄色い髪の毛が混じり合った髪と、その温かい元気な声で皆を魅了するので、友達は数え切れないほどいた。
だが、その裏に、もう一つの顔を持っていた。それは、「欲望」だったー
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