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#フォロワーさん大好き
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私は冷たい声で尋問を開始した。
「最初のバグってなんですか?」
声が少し震える。最初ってことは他にもラブメーターがゼロな人がいるわけ?誰にも愛されていない人が私の他にも?会長は大きな画面にラブメーターについての指数?を表示した。それは地図に無数の点があり、一人一人確認できるようになっている。
「私以外にも母数がゼロの人が…?でも、私だけラブメーターの数が増えていないじゃない…」
私だけ、相変わらず数字はゼロで誰にも愛されていないんだ…
落胆した。
「あ…そうだった…」
会長は画面を少しいじった。すると628という数字が現れた。628…大きいのか少ないのかわからない数字。私は確かに愛されていたの?本当に?
「最初からこうなると…わかっていたら…き、君のことも気には止めなかったのに…」
____
もう私は何もやる気が起きなくなっていた。家に帰ってから、ずっとソファに寝転がっている。百谷くんからのメッセージにすら手をつけていない。私のこの10年以上に及ぶ、生死をかけたこの戦いはなんだったわけ?私の命が狙われなくなったのは良いことだけど…だけど、これまで誰にも愛されてこなかったと思わされてきたのは何?どれだけ苦労したと思ってるわけ?腹の中で怒りが煮え立っている。でもそれはどこへ向けたらいいの?気づけば私はソファーの上で眠っていた。
「うーん…もう…朝?」
どれくらい眠っていただろうか?朝日が眩しい。今日は、月曜日。
月曜日?
____
「す、すみません!これからは気をつけます!」
「いいのよ。木無さんいっつも頑張ってるじゃない、今日は見逃してあげるわ。」
会社に遅刻してしまった。次からは絶対しないようにしなくちゃ。そしてここはある有名広告代理店だ。いわゆる一流企業ってやつ。私はここで働いている。今日は私の発案したプロジェクトについての会議。ほんとは絶対遅刻しちゃダメなんだけどね…
「木無さんのプロジェクトについてです。出演者の百谷玲央さんについては問題無しです。音楽を任せる予定のTさんも了承してくださいました。」
やった〜!このプロジェクトすっごく手間暇かけてやっと承諾されたんだから!後、上が決めた出演者って百谷くんだったんだ。あとTさんってめっちゃ有名な音楽アーティストじゃん!顔出しとかしてないからどんな人か気になるなぁ…その後諸々と、決定事項が発表された。
「木無さんのプロジェクトに参加できて嬉しいです。百谷さんのことも気になるし、一回見てみたかったんですよね!」
後輩が嬉しそうに会議後に私にいってきた。すごく私のことを慕ってくれているようで、なんでもできるいい子だ。
「それは良かったよ。気を引き締めていこうね?」
「はい!」
「ちょっと木無さんいい?ちょうど今プロジェクトのTさんが来てて…」
早速プロジェクトについてだ。どんな人なんだろう。案内された会議室に入ると。
「…橘くん?」
そこにはかつての恋人橘蓮がいた…
コメント
1件
うわぁ…第四話、めっちゃ切ない展開だったね🥀 “誰にも愛されてない”って思わされてたの、全部“最初からそうなるってわかってた”からだったんだ…って気づいた瞬間、胸がぎゅってなったよ。 それで628って数字出てきて、本当は愛されてたんだってわかった時の複雑な気持ち、すごく伝わってきた…。 後半の社会人パートで一気に日常に戻る感じ、まさかの元彼・橘くん登場で終わるのも気になる〜!続き読みたい📖