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リングと僕
第4章「リング」
〜早朝、北樹(ほくじゅ)中学にて…。〜
タッタッタッ…(走る音)ザッ!
先生「(カチッ!)北原!100メートル15秒!記録更新だな!」
恵留「はい、ありがとうございます!」
真由(まゆ)「恵留、すごい!流石、北樹中学の期待の星!」
〜彼女は、真由。陸上部に所属している、恵留の友人だ。〜
恵留「そ、そんな事ないよー😓 真由だって、100メートル13秒で記録更新してるし…今回は、私の負けね。」
真由「いやいや、今回は調子が良かっただけよ。次走ったら、又恵留に追い越されるかも…」
恵留「そうかな?そう言って貰えると嬉しいな(苦笑)😅」
真由「…?恵留?なんか、元気無いように見えるけど…、気のせい?」
恵留「えっ!?そ、そんな事無いよ😅今日も、調子良く走れたし…」
真由「…本当にー?じゃあ、さっき転びそうになっていたのは気のせいかしらー?😒」
恵留「き、気のせいよ、気のせい! さぁ、大会も近いから、もう1周!」
真由「(怪しい…ま、どうせお兄さん絡みだろうけど…)恵留ー?素直に話したら、アースのキーホルダー上げるけど?」
恵留「本当に!?じゃあ話すよ。実は…」
真由「(チョロい…😏)やっぱり、お兄さん絡みなの?」
恵留「そうなんだよね、うちのお兄ちゃんがさ…」
〜恵留が、真由に兄・壮真の事を話そうとした時…〜
先生「燕鷹(えだか)、北原、お喋りする余裕があるなら、もう1周…いや、3周は出来るな?」
真由「げっ、蛇黒(へびぐろ)…先生…」
蛇黒「全く、お前達2人は…。大会も近いんだから、集中しろ😥」
恵留・真由「「はーい…(蛇黒が行ってからにしようっと…)」」
〜2人は、顧問が行ってから話をする事にしたようだ。〜
〜一方、兄・壮真はと言うと…〜
壮真「おはよう」
〜学校に着いたようだ。(遅刻ギリギリ)〜
健人「壮真か…。おはよう。お、遅いぞ!遅刻ギリギリじゃないか…🙀」
友樹「そ、そうだそうだー!成績優秀の壮真君が遅刻ギリギリなんて、笑えないゾー(棒読み&苦笑😅)」
壮真「はは、そうだね…。(変な夢を見て、寝坊したなんて言えないや…)」
友樹「壮真…?(やっぱり、昨日の事で落ち込んでるのか?)」
健人「お前らしくないぞ、壮真。始業まで少し時間がある。俺達で良ければ、何があったか話してくれないか?」
壮真「…聞いて、くれるのか?」
友樹「あ、当たり前◯のクラッカー🎉(死語)だ!俺達、友達だろ!🤝…それと、昨日は本当に悪かった…😞壮真が嘘をつく奴じゃない事は分かってるのに… 」
健人「俺達は、何があっても壮真を信じるよ。…それに、友樹も突拍子もない事を言われて、驚いただけだと思う。悪気は無いんだ。どうか許してやってくれ…。😔」
壮真「2人共、ありがとう。…僕も、2人が僕を疑う筈無いって信じてたよ。🥹」
健人・友樹「「壮真…。」」
壮真「じゃあ、話すよ。実は…」
〜壮真が話そうとした時〜
キーンコーンカーンコーン(チャイム)
先生「チャイムが鳴ったぞ、皆席に着けー!
朝のホームルームを始める!」
〜ホームルームが終了し、いつも通り、授業を受ける。そして、放課後…〜
先生「それでは、テストを返却する!赤城!」
赤城「はい!」
先生「江藤!」
友樹「はい…97点か」
先生「北原!」
壮真「…」
健人「おい、壮真!呼ばれてんぞ!」
壮真「Σ(・□・;)ビクッ!は、はい!」
先生「北原、大丈夫か?」
壮真「すみません、大丈夫です。…90点か…」
先生「梟谷!」
健人「はい…88点か」
先生「今回の平均点は、85点だ!家に帰ったら、復習しておくように!」
〜その日の帰り道〜
壮真「2人とも、今朝の事なんだけど…」
健人「そうだったな、…何があったか、聞かせてくれるか?」
友樹「( ゚д゚)(ドキドキ)」
壮真「昨日、ゲーセンで女の子の声が聞こえたって言ったろ?…夕べ、その子が夢に出て来て、「エリーが危ない」って言われたんだ。」
友樹「エリーが危ない!?その子の親友か誰かかな?」
健人「だとしても、何で壮真に助けを?」
壮真「分からない。でも、確かにそう言ってて…。ん?」
友樹「壮真?」
壮真「何か落ちてる…。これは…、白いリング?」
〜壮真は、その白いリングを見つめていた。〜
健人「誰かの落とし物かな?…とにかく、交番に届けよう…壮真?」
友樹「おい、大丈夫か?…わっ!」
???「来て…」
〜友樹が声をかけた時、突然リングが輝きだし、光が壮真を包み込んだ…〜
第4章 END