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皆さんこんにちは!
瀬見さんの物語も無事終わりまして、
今日から1話シリーズ!書いてくよ!!
今回は夜久くんの「俺の幸せって?」を書いていこうと思います!!
まじ文章能力ないので、暖かい目で見ていただけると幸いですm(_ _)m
⚠︎︎過呼吸が出てきます
苦手な方はreturnをおすすめします。
どんな夜久くんでも好きって方はそのままでお願いしますm(_ _)m
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𝕃𝕖𝕥’𝕤 𝕘𝕠🐢
本当の幸せってなんだろう。
家族が望んでいた幸せってなんだろう。
皆の幸せって、なんだろう。
音駒高校男子バレーボール部でリベロをしている、俺夜久衛輔。
1年の頃は同い年の黒尾鉄朗ってやつと毎日のように言い合いをしていた。
でもそんなやつと共通点があった。それは
「全国制覇」
それからは言い合いも減り、全国への切符を勝ち取るため、もう1人同じ学年の海信行とチームメイト達と日々練習をしている。
部活はきつい。だけど、皆とバレーをするのは楽しい、だからそんな事全部飛んでゆく。
そんなある日。
俺が高校2年生の夏の時だった。
母さんが父さんの手によって殺された
衝撃だった。あんなに仲が良かった夫婦だったのに、どうして、
母さんは救急車で運ばれたが車内で心肺停止し、そのまま帰らぬ人となった。
父さんは
「分からない、気づいたら殺していた」
と言っていた。
家に帰ると、父さんが出迎えてくれて、中に入ると可愛い弟がいて、母さんの美味しい手料理の匂いがするのに、もう匂いもしないし、人もいない。
そしてその時まだ弟たちは小学校低学年。親戚はいなく、施設に預かってもらうことになった。
俺は高校生。施設に預けることは難しいと言われ、俺1人家に残った。
寂しいな、みんなに会いたい。
「速報です。𓏸𓏸県𓏸𓏸市午前𓏸𓏸時頃に……」
「!?ピッ」
「はぁ…はぁ…はぁ…」
あれから、人が殺された内容のニュース、テレビ、本、授業でも、話を聞くだけで呼吸が荒れる。過呼吸ってやつだ。
この事は誰にも言っていない。だから、学校では話を聞かないように意識している。
そろそろバレー部員の人達には言わなきゃだよなー。
「はぁ、もうやだリエーフにトスあげない」
「え!なんでですか研磨さん!!」
「ドンマイリエーフ、やっくんのレシーブ練しときなさいよ」
「黒尾さん助けてー!」
俺は高校3年生になった。このリエーフってやつは結構五月蝿いし、言う事聞かないし、結構の問題児だ。
「夜久くん、今日ちょっと元気ないんじゃない?大丈夫?」
「え!?あぁ、うん!大丈夫!!」
さっきとやつは研磨。こいつは結構周りみてるし鋭いから、隠し事しても一発アウト。
「けーんま!!ワシャワシャ(頭 撫」
「もう!!クロ!!怒」
こいつは黒尾。こいつは正直言ってうざい。でも試合とか、練習になると頼りになる主将だ。そういう所は本当男前だよな
「あ!そういえば!」
「?」
「結構まえなんですけど、この辺で殺人事件があったの知ってます?」
このバカリエーフ!!!
って言いたかった。
「…はぁ…はぁ…はぁ…」
「!?やっくん大丈夫?」
「はぁ、?なに、が…はぁ…はぁ」
「息切れしてるだろ、ちょっとy…」
「五月蝿いな、大丈夫だって。」
しまった、当たってしまった。リエーフへの怒りを黒尾にぶつけてしまった。俺の事心配して言ってくれてるのに。俺本当に何してるんだろ
「ごめん、ちょっとイライラしてて。頭冷やしてくる。」
「あ!ちょ、!夜久!!」
黒尾side
「五月蝿いな、大丈夫だって。」
夜久がこんなこと言うのはいつぶりだろう。
でも、夜久が過呼吸になりかけたのはリエーフが出した話題の時からだ。それが関係しているのか?
「リエーフのバカ。」
「研磨さんひどい!! 」
「はぁ、クロ、夜久くんの所行こう。危険を感じる。」
「じゃ行くか。皆は先に練習しとけー!すぐ戻るからなー!」
「「「「「はい!!」」」」」
研磨と”危険を感じる”は結構当たる。だからめっちゃ怖い。
夜久side
「はぁっ、ゴボッ、ッッ…はぁ、ぅぅ…ゲホッゲホッ、はぁ、はぁ」
過呼吸。学校で出たのは初めてだ。対処法なんて知るわけもない。いや、まず知らない。最近は出なかったし、大丈夫だと思ってたのに。
「夜久くん、!……」
「は、?…なん、ゴボッ、はぁ、ぅぅ、で…いるんだよ、ッッ…はぁ、」
やっぱり研磨は勘が鋭いな…
「やっくん!!」
は?なんで黒尾まで、
「く、来るな!俺に近づくな!!」
「夜久、何言って…」
「お願い!お願いだから、」
「夜久大丈夫だって、俺と研磨しかいない大丈夫だから(夜 手 差」
「!?やめろ!バシッ(黒 手 叩」
「夜久くん、?」
「…あ、違っ!!違うんだ!!」
ただ怖かっただけ、嫌だったわけじゃない。助けて欲しかったでも怖かった。
「今は夜久くんを傷つける人はいないよ。大丈夫、クロだって助けたいと思ってるよ」
「ごめ、はぁ、ぅぅ、ゴボッゲホッ、ぁぁ、くろ、はぁ、はぁ、黒尾…どこ、?ぁぁ、」
「ここ、ここにいるよ。」
黒尾side
「ここ、ここにいるよ。」
俺がそう言うと、呼吸が荒いままニコッと笑う夜久がいた、そしてそのまま意識を失った
「夜久?夜久!!」
「クロ五月蝿い、寝てるだけだから」
研磨がそう言って安心した。良かった…死んでなくて。
そのまま夜久を保健室まで運ぶために持ち上げて運んだ。
(え、軽すぎじゃね?)
夜久side
空に夕日がかっていた空が気づいたら白い天井になっていた。保健室の独特な匂いがした
「やっくん?起きた?」
「お、おぉ…」
黒尾達が運んできてくれたのか?
「夜久くん、正直に言ってね。」
「なんか隠してることある?あるんだったら言って欲しい。無理に言わなくてもいいから俺達にだけでも、」
どうしよう、言ったら嫌われる?俺の傍から離れていくんじゃない?言いたい、けど言いたくない。もうほんとどっちだよ俺…
「…俺さ、1人なんだ家に帰ったら、可愛い弟2人がいて、仲良くて、優しい母さんと父さんがいるはずなのに、もう居ない。父さんが母さんを殺した。その時弟達は小学校低学年だったから、そのまま施設に行ったんだけど、俺は高校生、施設は難しいって言われてさ、そっからあの家でずっと1人だったんだ。ニュースとかで殺人事件とか出るじゃん?その話聞くだけでもダメなんだ。怖いんだよ、目の前で母さんが殺されたんだ。そんなのトラウマだろ?でも、その事を言ったら、殺人の息子だって言われるだろ、嫌だったし、怖かったんだ。ずっと仲良かった親友やバレー部員達が俺の傍から離れていくのが。もう俺の周りから誰も消えて欲しくなかったんだ。俺を、ひとりにしないで…泣」
「ごめん夜久、俺、1番長くいたはずなのに、気づいてやれなかった。俺も両親が離婚して周りから人が減ったんだ。その時、俺めっちゃ寂しかった。だから夜久気持ちすごいわかる。自分の周りから人が消えるのはすげー怖かったし、寂しかった。だから、ごめん。」
「だから、クロの名前を呼んだの?」
「…研磨は勘が鋭いな。そうだよ。寂しかったんだ。俺が過呼吸になる時は大体家だから、名前を呼べるやつがいなかったんだ。でも今日は違った。2人が居てくれたから…ありがとう!!俺、あの時は寂しくなかった! 」
「俺も、名前呼ばれて嬉しかったよ!ありがとう夜久!」
俺の幸せって。
きっとこれだ
読んでくださりありがとうございます!!
どうでしたか?個人的にはいい作品になったと思います!!
他にも物語を更新していきますので、気になる方はご覧いただけるとありがたいです!!
次回!
「暗所恐怖症と雷恐怖症の俺」
それでは👋