テラーノベル
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……そこから、れんとみんなの出会いが始まった。
あの日を境にして、10人は気づく。
あの夕日の記憶は、夢でも、幻でもない。
れんがそこにいたという「事実」だけが、心に残っている。
次に会ったのは、何の前触れもない、ただの放課後。
校舎の廊下。
自販機の前。
グラウンドの影。
誰かの視界に、ふとれんが混じる。
髪で顔を隠したまま、あの日と変わらず。
だがその瞬間、胸の奥がわずかに熱くなる。
懐かしいと思うのに、会ったのは一度だけ。
救われたと感じるのに、助けられた覚えはない。
言葉では説明できない関係。
理由のない引力。
冴は視線だけでれんを追った。
凛は無言で歩調を合わせた。
潔は喉の奥で呼吸を整えた。
蜂楽は素直に駆け寄った。
玲王は気まずそうに片手を上げ、凪は淡々と隣に立った。
千切は軽く息をつき、黒名はただ立ち止まる。
カイザーは沈黙し、ネスは理解を諦めた。
れんはただ一言だけ、短く、聞こえるか聞こえないかの声で言った。
「また会ったね。」
それだけ。
でも、みんなは思った。
――ああ、これは「始まり」なんだ、と。
誰にも説明できない縁。
言葉では繋がらないのに、心だけが覚えている関係。
静かに、確かに、ここから始まる、れんとみんなの物語が_
─end─
お久しぶりです。こう言う物語は初めてなんですけど笑 短かったですよね…
ここまで見てくれてありがとうございました🙏🏻皆様にいいご縁がある事を願います。
By,超キュートな天音ちゃんより
↑自意識過剰ワロタ。
はい、ふざけてすいまてぃん。
では、また、お会いしましょう!
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