ナムギュのスマホが、真夜中に震える。
画面には「サノス」の文字。
(……またか)
無視して布団にもぐると、今度はLINEが連投される。
「おいナムギュ、起きてる?」
「ねぇ come on ちょっとだけでいいから」
「近く来た!outside your house!」
ナムギュは心底うんざりして、カーテンをそっとめくると…
いた。コンビニ袋を片手に、Tシャツ短パンのサノス。
手を振ってる。
(まじで来てんのかよ…)
仕方なく外に出ると、サノスが笑顔で差し出してきたのは、
紙パックのコーヒー牛乳と、コンビニスイーツ。
「これ、好きだったよな。甘いの、食べて、オレのことも… forgive?」
ナムギュは真顔で一言。
「バカじゃないすか?」
サノスの表情が一瞬止まる。
「え?…No way…」
「今、夜中の3時。私は寝てた。コーヒー牛乳で許すと思った?」
「てかそもそも、なんでうち知ってるの」
「え?それは前に…mapアプリでsaveした…like favorite…」
「…気持ち悪すぎてむしろ尊敬します。帰ってください。」
ナムギュは玄関を閉め、もう二度とサノスに心を許さないと誓った。
でも外では、サノスが小さな声でつぶやいていた。
「ナムス……やっぱcoldすぎだよ……」
4連続アプローチ完走!バリ長くなりそう。
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