start✩*.゚
 
 ザーーッッ(//☂//
「あーやば………僕傘持ってない……」
 スンリが言う
 「僕迎え来てるけどどうする?乗ってく?」
 テソンが言う
 「え?あーどうしよ。嬉しいけど多分うちの親ももうすぐ来るから大丈夫だよ!」
 「そう?じゃぁね!スンリまたあした」
 「うん」
 ☆═━┈ ★═━┈ ☆═━┈
 
 (なかなか来ないな……)
 スンリが空の様子を見ていると、
 「スンリ?」
 (この声って……もしかして……)
 スンリが振り向くとそこにはジヨンがいた
 「ジ……ヨン……ヒョン……?」
 「何してんの?帰んないの?」
 「ッ!!」
 スンリはジヨンの言葉を無視して走り去った
 「あ!スンリッ!!!」
 「お待たせージヨン〜!」
 「ごめん!ヨンベ!先帰ってて」
 「ええ!?ジヨン!?!?」
 
 
 ✮៹·*✮៹·*✮៹·*
「はぁはぁッ……ここまで来れば……」
スンリは雨のせいで髪も体も全身びしょ濡れだ
 そのせいで制服のシャツが濡れて肌が少し透けてた
 (お母さんに怒られちゃうな……)
 
 
 「スンリッ!!!やっと見つけたッ!!!」
 自分の名前を呼ばれたと思って後ろを振り向くとそこにはジヨンがいた
 「ジヨッ……ンヒョンッ!!」
 スンリがまた逃げ出そうとするが遅かった
 ジヨンはスンリの腕を掴んでいた
 「逃がさない」
 「やめて……くださいッ!!!はなしてッ!!」
 スンリがジヨンの腕から抜け出そうとすると
 「スンリ!落ち着けよ!なんで……逃げるの? 」
ジヨンに問いかけられスンリは逃げようとするのをやめた
 「……」
 だがスンリは黙っている
 「なんか言えよ!黙ってたら分からないよ」
 「……」
 けども、スンリは黙ったまま
 「こないだの事気にしてるの?謝るからさ!ね?スンリ!」
 「……くだ…………い……」
 「え?」
 「やめてください……」
 ジヨンはスンリの顔を見て言葉を失った
 「なんで……泣いてんの?」
 「分かりません……何故か……涙が出るんです……」
 「…………」
 ジヨンは黙り込んでしまった
            ☆★……………………………………★☆
スンリside〜⋆ ☄︎.
なんでこんなに涙が出るんだろう……
僕どうしちゃったんだろう……
泣く要素ひとつもなかったじゃん……
なんで?どうして?
ジヨンヒョンが困ってる……僕が泣いたから……
「スンリ……」
ジヨンヒョンの声だ……
でも何言ってるか分からない……雨の音で聞き取れない
チュッ……
「んッ……!?」
ジヨンヒョン!?どうして……
「スンリ……泣かしてごめん……」
なんでジヨンヒョンが謝るの?悪いのは僕だよ!!
でも、声が出ない……言いたいのに声が出せないよ……
「これで、わかって貰えた?スンリ……」
「……ッ!!」
ここで伝えなきゃ!!声を振り絞って……
ごめんなさいッ……ごめんなさいって伝えなきゃ……
「ジヨンヒョン…………」
「好きです。」
     ˚✩∗*゚⋆。˚✩☪︎⋆。˚✩˚✩∗*゚⋆。˚✩⋆。˚✩☪︎⋆
続く꙳☄︎⋆꙳
 
 
コメント
1件
ひゃぁ…これは、神作ですね???、続きまってます…🥺🙏💞