テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
なんかこれ続き書けそうだったから書いてみます !!!
そのままぐいっとないくんに肩を掴まれて、ないくんの方へ引かれる。でもさっきの気持ち悪い男とは違って安心して体を預けられた。ないくんの腕の中に包みこまれるように抱かれて、りうらはそのままないくんの服をぎゅっと掴む。
「嫌がってるのに無理やり連れてくなんて酷いっすね」
「は? いや嫌がってるように俺には見えなかったんだよねー」
なんてヘラヘラ笑ってみせる奴にないくんは睨みを効かせ、りうらには優しく、嫌じゃなかったの?って問いかけてくる。…ううん。りうらは頑張って抵抗したよ。だなんて伝えたいので出るのは掠れた汚い声。代わりに思い切り首を横にぶんぶん振ったら、頭を撫でてまた目の前の男へ睨みを効かせてる。
「あまり揉め事にしたくないから手短に言う、どっか行けよお前」
「あ? んだよ、その言い方。喧嘩売ってんのか?てめぇ」
どうしよう、ないくんがどんどん苛ついてきてる。わかるよそのお顔、怖いお顔してるもん。りうらのせいでないくんがこんなにも面倒くさいことに巻き込まれちゃったのかな。…お出かけなんてしなきゃよかったのに。
…だめだめ、ないくんが久しぶりにお出かけしようって誘ってくれたのにこんな事思うなんてないくんにも失礼だから
「…もういいです、大事にもしたくないんで。」
「だから、俺のりうらを取らないでくんない?」
「は? お前のりうらじゃねぇよ。つかりうらを気安く呼ぶのもモノみたいに言うのもやめろ。」
気持ち悪い。その気持ち悪い口で呼ばれた「りうら」が不快で…。
「…りうら、動ける?」
うん。動けるよって意味も込めて首を小さく縦に振る。ないくんがわざわざ小声にりうらに問いかけてくれたからこれはりうらも小さくジェスチャーしてあげたほうがいいんだよね。頭のいいないくんがわざわざそうしたってことは意味があるに違いないから。
「…やっぱ俺に掴まってて…」
なんて言ったかと思いきやりうらを抱き上げてくる。…なるほどね、なんて察したからすぐにないくんの肩をぎゅっと強く、強く握りしめると、ないくんは風のように走った。
続く