テラーノベル
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「…リト君のこと…好き、なのかな…」
テツなりの精一杯なんだろう…
そう思って俺は、真っ赤な顔で目を潤ませてワタワタしながら一生懸命なテツを見ていた
それでもテツなりにこたえてくれるのではないか、と…
「だ、だってねっ?……こんな気持ちになったことっ…今まで…なかったんだ…」
……お前さ…そーいうとこだぞ?
なんにも自覚していないようでこっちに期待させるようなことばっかいいやがって…
もう…俺の頭の中はどうにかなってしまったのかもしれない
そんなに自覚したいなら自覚させてやるよ………
「…テツ?…そんなに分かんねぇなら……確認してみるか?」
「…か、かく…にん?」
真っ赤な顔して潤んだ眼をしてこっちを見てくるテツを見て、なんだか腹が立ってきた
くっっっそ可愛いこいつに俺の気持ちを分からせてやろうか…
俺はまっすぐテツの目を見て自分の気持ちをぶつけることに決めた
「…テツ、さっき俺と話すの楽しいって言ってくれてたよな?」
「笑うと嬉しい、とも言ってくれた」
真っ赤な顔をしたテツは戸惑いながらも一生懸命頷いている
目を合わせると恥ずかしくなるのか、俺の目を見ては逸らし…を繰り返していた
そんなテツが可愛くて……さらに追い詰める
「テツ……?こっちみて?」
「俺のこと…目で追っちゃうんだろ?」
とびきり優しく、でも絶対逃がしてやらない…一瞬だって目を逸らしてやるもんか
目の前にはさらに慌てた様子のテツ…
でも、これは…戸惑ってるだけで恐怖ではない…
何なら意識してくれている
その事実が嬉しくて…手を伸ばした
「……触れると……切なくなるんだったか?」
このまま抱きしめてめちゃくちゃにしてやりたい衝動を抑えてゆっくり、優しく触れる…
あ~~~……食っちまいてぇ………
怖がらせて壊すつもりはない
俺が守りたいのはテツの笑顔だ
今、この手に触れているテツを……絶対に壊したくはない…
優しく、どこまでも優しく……
「………んっ……」
「………!!」
テツが甘い声を出して俺を見た
やめてくれ、今そんな顔で見られたら…俺が止められなくなる…
いつの間に慌てた様子から変わっていたのか、テツは潤んだ眼で俺を見上げていた
本人にそんな気は全くないと思う
でも、どう見たってその顔は誘ってるんだ
「…なぁ、テツ?」
なるべく顔を見ないように、優しく、自分を見失わないように…
なんだい?と、こっちを見ようとするテツの顔から逃げるようにして囁いた
「……もっと、触ってほしい?」
一瞬ビクッとしたテツの身体が可愛かった
撫でていた手を頬にやり、テツの顔を見る…
あぁ……お前、それはだめだって……
縋るような眼で俺を見て、俺を欲しがっているようにしか見えない…
「………もっと、」
確かにテツの口からそう聞こえた
でもそれよりも前に俺の口はテツの唇を塞いでいた
「……んんっ……んっ…」
一生懸命縋るついてくるテツに夢中になった
このまま喰っちまいたい…
ちょっと本気で考える
いや、まて…今は皆で家呑みの最中…
冷静さを取り戻し、それでもテツのことはまだ味わいたくて、ゆっくり丁寧に味わう
息が苦しくなったのか震えだしたテツを感じ、ここまでか…と、唇を離した
真っ赤な顔して息を整えているテツが可愛い
どんな時でも、どんな顔でも、テツが可愛い…
俺、もう…どこまでもこいつに落ちてるんだな…
そんな風に思ったら、ちょっと吹っ切れた
怒られたって、嫌われたって、俺はこいつについていこう
そばにいて、守っていこう
そんな風に思った時、息を整えた様子のテツが俺を見る
「…俺は、リト君が好きだよ」
あまりにも笑顔で、まぶしくて……嬉しくて……
俺は、もう一度頭の中の理性を総動員する羽目になった……
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「……ちゃんと言えたみたいだね?えらかったじゃん!」
皆に報告してわちゃわちゃしているテツを見ながらソファーに座っていたら
ウェンが後ろに立って笑っていた
「……なんか、わりぃな。色々……」
「ほんとだよぉ!テツは鈍感だし、リトはビビりだし?こっちがやきもきしちゃうんだからねっ!」
全く怒っている様子ではないが、こいつなりに心配してくれたのはわかる
「……だから、悪かったって」
振り返ってウェンを見ると、優しく笑っていて
「……ビビってばかりじゃ逃がしちゃうぞ?これから頑張って!」
そう言って俺の頭をポンとはたいて皆の方へ歩いていった
皆に助けてもらったんだ。大丈夫。
絶対に絶対に………逃がしてなんかやらねぇよ…
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一旦説明書は終わりです!
やっとできた!ほんと、仕事したくない…
今度は何を書こうかな…
コメント
1件
え〜〜〜!!第10話、めっちゃ進展あったね!!😭💕💕 リト君の「確認してみるか?」からの流れ、緊張感と甘さが混ざっててもうドキドキが止まらなかったよ!!テツの「好きだよ」も、あの笑顔で言われたら理性ぶっ飛ぶの分かるわ…ッ!! ウェンの「ビビってばかりじゃ逃がしちゃうぞ」も効いてるし、仲間に見守られてる感じがじんわり沁みた…!次も絶対読む!!🌸✨