事後のイチャイチャ。
「ううっ…。元貴、体力ありすぎ。こっちは病み上がりなんだからね」
「ごめんごめん、なんか止まらなくなっちゃってさ」
俺はフイッと視線をそらす。
「それになんなの、今日の。あんなの完全にイジメじゃない」
「いやぁ、それもごめん。涼ちゃんがあんまりにもかわい過ぎて…俺ってこんな性格だったんだなぁ」
唇を尖らせながら文句を言う涼ちゃんに、ハハハッと頭をかきながら答える。
「何言ってんの。元貴は最初っからいじめっ子だったよ」
そういえばそうだった。最初から涼ちゃんに対してはいつもなぜかいじめてからかいたくなってしまうのだ。
…小学生の好きな子イジメかよ。と自分で自分に突っ込んでしまう。
「風邪ぶり返してたらどうしよう…」
「大丈夫だよ。適度な運動は身体にいいんだよ。それに汗かいた方がはやく治るっていうじゃない?」
それを聞いて涼ちゃんは呆れたようにため息をついた。
「うーん、なんかお腹空いてきたなぁ。元貴、何か買ってきてくれたんだっけ?」
涼ちゃんがたずねてくる。
「うん。プリンとかゼリーとか食べやすそうなの選んできたよ」
「やった〜。プリンあるの?じゃあ一緒に食べようよ」
それだけで一気に機嫌が急上昇する涼ちゃんにこっそり笑ってしまう。
「でも昨日からあんまり食欲なかったのに…。本当に治ってきたのかな?」
「やっぱり運動が効いたんじゃない?」
いつも通りからかう俺に、涼ちゃんはちょっと赤くなりながら苦笑する。
「そうだ…」
涼ちゃんは何かを思い出したようにつぶやく。
「元貴。本当はお見舞いに来てくれて嬉しかったよ。ありがとう」
ほらおいで、と言いながら涼ちゃんは大きく手を広げた。
俺は嬉しくなってその胸に飛び込む。
涼ちゃんは優しく俺を抱きしめて頭を撫でてくれた。
「心配かけちゃちゃってごめん」
「……今度からは一番に俺に報告してね?」
「うん。わかったよ」
涼ちゃんの腕の中はいつだって俺を安心させて癒してくれる。
やっぱり敵わないと思う瞬間。
なんだか今日は幸せな歌がつくれそうな気がした。
体調不良ネタ。定番ですね。
ちょっと短編書いてみよう、と思ったらこれか😅ただイチャイチャしてるだけでした。
次はテーマが『浮気』。これも定番中の定番。
こっちが本編?になります。
これはまたちょっともめたりしますので、この『風邪』が箸休めになってたらいいなぁと思います。
コメント
4件
何もなかった🤤ほのぼのして嬉しい✨かったです!
尊すぎ( ゚∀゚):∵グハッ!! いやー、ほのぼのやね ここから浮気なんですか? 悲しすぎる( ߹ㅁ߹)、けどめっちゃ気になる