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・二次創作
・ご本人様関係無し
ふと、死にたいと思った。
あのときのような思いはしたくないけれど、楽になれるのなら僕は自分を殺す。
桃「初兎くん。放課後、ちょっと良いかな?」
紫「はい。」
僕がいつも通り、教室の隅の席に座っていると、担任の先生に声をかけられた。
多分、あのことだと思いながら前に座る親友の背中を見つめた。
赤「ん~…どうしよ」
紫「なにしてんの?りうちゃん、」
赤「あ~、次の美術の授業で描くイラスト」
紫「僕なんにも考えてないわ…笑」
赤「んふ、一緒に考えよっ!」
紫「あ…うん…」
親友は、後ろを向いて、僕にイラストの案が書いてある紙を見せてくれた。
赤「初兎ちゃんはどれが良いと思う~?」
紫「え?あぁ…これとか?」
赤「よーしっ!じゃあこれにするか!初兎ちゃんもお揃いにしよ!」
紫「あ、うんっ…」
放課後
桃「明日も学校あるから遅刻せずに来ること!」
生「はーいっ」
桃「ん、気をつけて帰るんだぞ~、さよ~ならっ」
終礼が終わり、先生は教室に残ろうとする生徒を帰らせていた。
桃「よし、初兎くん。おいで」
紫「…、なんの話ですか、」
分かっているのに、聞いてしまう自分がいた。聞いたらもっと辛くなるのに。
桃「…、前から知ってたんだけど…手首、どうしたの?」
…予想は外れた。まさか自傷行為のことだなんて。
僕の手首には血が滲んだ包帯が巻かれてある。それが袖の隙間から見えていた。
紫「あ…えっと、」
桃「学校来るの辛い?」
僕は首を横に振る。すると、先生は微笑みながら続きを話した。
桃「なら、家庭環境かな?分かるよ~自分のこと傷つけたくなる気持ち。」
紫「え、?」
桃「俺もそうだったもん笑、家が荒れててさー笑」
桃「母さんが暴れて、父さんと殴り合って…笑」
紫「…先生は僕みたいな子のこと見てどう思うんですか?」
桃「救えたら良いなって思うよ?笑」
紫「もう手遅れだって場合は?」
桃「んー、死ぬなら俺も逝く」
紫「…そっか」
桃「初兎くんの家庭環境は家庭訪問の時からなんか可笑しいなぁとは思ってた。」
桃「お母さんの元気がなかったり、お父さんの怒鳴り声が玄関まで聞こえてきて…。」
紫「ごめんなさい、僕が止めてたら…」
桃「んーん。謝ることじゃないっ」
僕の所為で…僕が出来損ないやから、…
紫「っ…はひゅっ…」
桃「、俺さもう十分生きたから一緒に逝かない?」
先生は僕のことを優しく抱きしめてくれた。
体が震えて呼吸も可笑しい。
桃「大丈夫…大丈夫。この傷も耐えた証だし、初兎くん頑張って生きたもんね。」
紫「…せんせぃ、明日…僕と…この世界から逃げませんか、?」
桃「いーよっ?」
明日という日は僕と担任の命日だ。
先生は悪者じゃない。僕の命の恩人だ。
さようなら、世界。またね、先生。