テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
『キミの香りを肺に閉じ込めて』
cp:シード×ニキ
※煙草です。
nk side
先程まで寝ていた体を覚ますべく、俺はベランダへと足を運んだ。
少し厚めの寝巻きを着ていても肌寒く、
自身の手を冷まさないためにパジャマの袖に手を隠して腕を組み、
自然と肩を上げ、体が冷えないようにした。
(カチッ
音を立てながら、ライターの火をつけ煙草に火を宿した。
だらりとベランダに体重をかけ、身体を癒やすように何となく腕を撫でた。
先程までオレンジ色だった、空は今ではもう暗く染まっている。
空を見上げると東京の光で星はほんの少しだけしか残っていなかった。
じわっと煙草が火に蝕まれて行く。
それと同時に肺の中に暖かい空気が流れ込んで、体に良くないと分かっていても、それでも吸い込んだ。
n「ふぅ、〜…」
煙草の副流煙が白い煙になって空高く、上がって行った。
俺は、その行為を繰り返して煙草が2~3cm程になった時
後ろから今、一緒に住んでいる同居人のシードが現れた。
s「俺も煙草吸いたいわ、」
シードはだらしない洋服のポケットから後、数本しか入っていない紙タバコを一本取り出した。
その時には俺はもう吸い終わっていてただシードの喫煙している姿を眺めるだけとなった。
それが何故か妙に違和感が出て来て、ベランダの手すりに置いてある無防備な煙草の箱から一本だけ盗んだ。
わざとバレるように大胆に
s「あ、おい!金ねぇ奴から紙タバコを奪うなよ!」
わざとバレるように盗むと、こういう面白い反応が見えるから俺はこの行為がやめられない。
n「お前、俺のアイコス5箱吸っただろ」
s「お前は金があるからいいやんか」
それとこれとは話が違う。金あっても減るのはごめんだ。
変なところにこだわりを持って、自分はめんどくさい人だな。
n「ん、つけて」
s「ライター、あるけんそれでつけて」
n「冷たいなぁ、しーくんは」
「しーくん、やってくんないの?」
顔を見ながら、こてっと顔を傾ける。
俺は意識してシードに愛嬌を振り撒いていく。
「きしょ」と言われ、少し不機嫌になる。
n「しーくんやってくんないの?」
s「…、、」
n「そんな顔、せんで…。」
鬱陶しくずっとシードに強請って居たら、諦めたのか顔の近くに火のついた煙草が運ばれて来た。
早く終わらせたいとばかりに頭を動かされる。
n「はいはい…、w」
(じゅッ
近くで、そんな音が鳴った。
火はシードの先端から移され、
俺の煙草が赤く息をする。
吸うとシードの香りで肺が満たされて行く。
灰が落ちるたび、時間だけが進んだ。
s「なぁ、ニキ?」
n「なぁに、シード」
s「今、どんな気分」
急に聞かれた事。
普段のシードからは出ない声が耳の鼓膜を揺らした。
n「急だね、w」
「んー、そうだな」
「お前の匂いに包まれて幸せ!w」
俺は軽く笑ってシードにいつもの笑みを贈る。
お前の煙草は他の誰よりも特別だよ、聞こえない声でそう呟く。
〜end〜『キミの香りを肺に閉じ込めて』〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
やっほーい
やってみたかったんだよ〜
煙草と夜とBL〜
言ってる事何となく分かって欲しい
じゃねぇ〜
コメント
1件
シガーキス良いよね〜💕 めっちゃ大好きです|๑'ω'๑)グフフ💕