『はいはーい!!私から質問!おにーさん名前は?』
月詠「鬼に名前を教えるのは…とか言うと思った?」
『ううん!おにーさんほんとに私と話したかったみたいだから』
月詠「ふっ、w そうか
僕の名前は桃華月詠。練馬区の隊長をしてるよ」
『私は鬼神桃!』
『月詠はなんでこんなとこで倒れてるの?』
月詠「無陀野にやられたんだ。アイツは本当に強いな…」
月詠「さすが鬼機関No.1……」
『やっぱそう思ってるかぁ……』
『今も昔も強いのは私。私が鬼機関No.1で~す✌️』
月詠side
目の前の女の子が鬼機関No.1…?
鬼神の力を有しているとは言え無陀野が学生時代の桃を100人倒したと言うのは……
月詠「でも桃を100人殺したのは無陀野なんだろ?」
『ぶっぶ~w』
『無人は私の様子を見に来ただーけ』
『倒したのは私~♪』
『なんかみんな襲ってきちゃったからサ、
無駄な犠牲は出したくないよねって言ったのに…』
『無益な争いって嫌い。虚しくなっちゃうよね…』
『鬼と桃、今現在悪いことは何もしてないのに 』
月詠「……」
確かにそうだ。僕もたまに虚しくなる。
きっと痛い思いをした鬼。鬼に生まれたくなかった、
きっと生まれるまで自分が鬼だと気づかなかった、知らないで過ごしていた鬼
月詠「そうだな……」
『まぁでも暴走状態なんのは仕方ない、
鬼ってのは感情の爆発であぁなっちゃうから』
『それさえなければただの人間』
『しかも桃も血蝕解放みたいなことするシ……』
『ねぇ月詠 お近付きの印にプレゼントあげる』
血蝕解放 明日ノ誕生
月詠「きれい……」
花火のように色とりどりの血が箱の形を作っていく
やがてそれが終わり、地面に音を立てて1つの箱が落ちた
『…………これ、やるの仲良い人だけだから。
勘違いしないでよね』
月詠「開けるね」
箱を開けると一つの指輪が入っていた
月詠「これは…?」
『明日ノ誕生。ランダム生成だけど私の、その人を思う気持ちによって変化する』
『指輪は確か……』
『“死ヌ迄一緒”』
『いつかわかる時が来る!
それと全部治せなくてごめん!』
『じゃあ…“またね”月詠っ!』
月詠side
しぬまでいっしょ……
いくら友好的とは言え怖いな……
そう思い体を起こした
……“体を起こした”?
さっきまで全身複雑骨折で指1本も動かせなかった僕が?
さっきまでの情景を思い出してみると…桃はずっと血が流れていた
最後の言葉“全部治せなくてごめん!”!?
僕はあの子に、助けられたんだ……