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暇つぶしです
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『 カフェ 』
人物〜ぺいんとさん ・ らだぁさん
今日の天気は強く大きい声で泣いている
そんな気がする
俺も一緒に泣いてみようかな、
別に泣いてもバレやしない…そんなくだらないことを想ってね_
傘もないしスマホも充電がない
ただカフェの屋根に体を預けるしか無かった
俺の一番好きな所なのに今にとっては最悪とも思ってる
泣き止むまでカフェに入ってもいい
けどもう一度入るなど心引ける
2つの意味を持って…。
カフェに入らないのは気まずさともうひとつ
俺が一目惚れしたカフェの店員が居るから
帰れないんだと思われたらカッコ悪い
…風邪ひいてもいいかな_
そんな事が頭によぎり、無意識にフードを被っていた
弱い隙を狙って出ていくつもりだった
けど
柔らかい声が耳に入ってきた
『 あの 』
『 はい? 』
彼だ
一目惚れをした彼だ
『 このままだと風邪ひきますよ? 』
『 まぁ、別にひいても大丈夫ですよ! 』
そう言ってそそくさと帰ろう
これ以上居たら自分が持たないと思った
『 まって 』
『 風邪をひかれてしまっては困ります。 』
彼の言葉は理解出来なかった
でも腕を掴まれては逃げられない
『 そうですか… 』
『 中に入ってください 』
『 貴方の好きな場所が空いています 』
俺の好きな場所、特等席
よく分かっているな…客をしっかり見ている
『 こちらへどうぞ 』
『 ありがとうございます 』
『 ごゆっくり 』
と言って彼はいつもの場所に戻った
彼にばっか目を向けていたから机にある紙には気づかなかった
多分先程の店員だろう
興味本意で中を見てみた…、
……メールアドレスだ
何故だ、?
理解ができない
彼が俺に興味があるとは思えない
思考が回らない、だから1回思考を停止させてみる
気分転換に小説を読もう、
このカフェには小説がある…それを見ながらコーヒーを飲むのが日課だ
癒される泣き声とコーヒーの程よい匂い
とてもいい、
のにさっきの言葉が脳内に再生されてしまう!
メールアドレスを読み取りたいが
最悪スマホは充電がない
『 暗い顔をしていますね 』
『 え、?まぁ、はい 』
『 ここは癒しの所ですよ 』
『 あれ? 』
記憶にないコーヒーが出てきた
『 頼んでないですよ…? 』
『 これは俺からのです 』
『 もうそろあがるので少し話をしましょう 』
『 わかりました…、 』
美しく碧目をした彼が宝石のように笑った
あまりにも美しく目を細めてしまった
『 あちっ…、 』
頭がふわふわしていて熱いコーヒーって事を忘れていた
憧れ、一目惚れの人と話せる
そんな自分は有頂天に達していた
時間なんて忘れて彼を待っていた
のにまだ雨は泣き止まない。
『 お待たせしました 』
『 …、私服ですか? 』
美しい姿が自分の前に座り込んだ
『 はい 』
『 何か変ですか? 』
『 いえ!!!あの、かっこいいなと 』
『 え 』
『 あ、すみません! 』
つい口走ってしまった、…
顔が熱い、絶対赤くなってしまっている
ぁ、話とはなんだろうか
『 あの、話とは何でしょうか…? 』
『 あ、単刀直入に言います 』
『 俺あなたに一目惚れをしてしまいました 』
照れている彼だけど目はしっかり俺を見てくれている
彼も同じ気持ちなんだ、
でもまだ…
『 …俺も貴方に一目惚れをしました 』
『 ですけど今は多分まだ憧れだと思います… 』
『 なら私と友達から仲良くしてください 』
『 あなたと仲良くなりたいのです 』
『 もっとあなたを知りたいです 』
真っ直ぐな目で真剣に言ってくれるその姿にきゅ、と胸がしまった
『 わかりました 』
『 敬語はやめてタメ口で話しましょう 』
『 はい! 』
『 名前聞いても大丈夫ですか? 』
『 俺はらっだぁです 』
『 そちらは? 』
『 僕はぺいんとです 』
『 “ ぺんちゃん ” 』
『 そう呼ばせてもらうね 』
『 え? 』
『 ……うん!! 』
やっとかと雨は泣きやみ
青く雲ひとつ無い空には虹色の橋がかかっていた
『 らっだぁさんみたいな青色だ、 』
『 ふふ、見てぺんちゃん 』
『 ん? 』
『 あの太陽ぺんちゃんの瞳と一緒だよ 』
そんな嬉しいことを素で言える所が好きなのかな
今顔を見られたら大変だ、
『 …ふっ 』
『 ぺんちゃん 』
『 肌の色も太陽と同じみたいだね 』
そんな冗談を言われて自分はまた大きな声を出してしまった
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おわり
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︎︎⟡ 日本語変でしたら教えてください。
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