この作品はいかがでしたか?
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いやぁお久しぶりですぬ〜
暫くの間音沙汰なくてすみませんぬ🐏💧
ちょっと小説かくよりも絵を描くのに夢中になり過ぎてすっかり忘れてましたぬ()
※ちなみに太宰さんを描きまくりましたぬ((ボソッ…
まぁ此処で長い前置きなんて要りませんぬね!(笑)
では!早速どうぞぬ!!
ピッピッと、一定のリズムを打つ心電計の無機質な音が部屋に響く。
その機械の傍のベッドに其奴は眠っている。眠っている姿は余りにも消えてしまいそうな、壊れてしまいそうな…なんとも言葉では表せない。
あの日から約3日。首領と同行し、首領直々の治療室へ向かい、首領は治療の準備を、俺は広津さんを迎える為外で待っていた。その日の夜は少し肌寒く、吹いてくる風がひんやりと冷たかった。外套が無ければ満足に温めれない気温だった。
暫くして、見覚えのある車が道端に止まる。俺は其の近くに駆け寄った。黒いワゴンの運転席のドアからは広津さんが出てきて、後部座席へ回ると太宰を丁寧に車から抱き出した。俺は、其の太宰の状態に何故かは解らないけど、息を殺した。
顔面蒼白で、腕や腹、脚に撃たれたのであろう。血が服や絝に染み込んでいた。
「中也君、太宰君を…!」
「嗚呼、彼方に治療室が有る!」
「案内お願いします!」
俺と広津さんは急いで首領が待ってる所へ向かう。広津さんは太宰をあまり揺らさない様にする所、俺は感心した。
その後、首領が待ってる治療室へ急ぎ、太宰を首領に任せた。広津さんはこの後も仕事が残っているらしく、其処へ向かった。待っている間、俺に不安が襲う。もし、駄目だったら、死んでしまったら…
待ち時間、とても長く感じた。廊下に設置された椅子に座っていた俺は、祈るように両手を重ね握る。暫くしてから、扉から首領が出てきた。俺はサッと立ち、首領を伺う。首領は俺の顔を見て理解したのか、ホッとしたような眉尻を下げ微笑む。
「太宰君は無事だよ」
たったその一言で、俺は安心した。が、それも束の間。首領はだけど、と口を開くと
「まだ、安心するのは早いよ。何時容態が悪化しても可笑しくはない。」
険しい表情でそういう首領に俺はまた不安に陥った。
「彼奴は、太宰は、死にませんよね?」
自分でも解る程、声が震えていた。
「…絶対とは、言い切れないがね。きっと大丈夫だよ。私も着いているし、中也君だって居るから。あの子はまだ私たちを置いてはいかないよ。其れに、太宰君は無駄に生命力は高いからね」
毎度驚かされちゃうよ。と、茶化すように笑う首領に俺も吊られて微笑する。
「太宰君は寝てるけど、様子を見てきても良いよ」
其の言葉が合図かのように、俺は有難う御座います、と口にし首領の横を通り過ぎ、太宰が眠ってる部屋に入る。
今日で太宰が目覚めなくて5日目。
太宰の容態はあの日から徐々に安定しきっていた。首領は大丈夫だろうと、診断し、点滴は其の儘、酸素マスクを取り外された。
「今日も、変わりなしか…」
その日もあの日と同じように、シンとしていて、肌寒い夜だった。俺は、終わった後は必ず太宰の元へ脚を運んでいた。今日は変わりないか、若しかしたら目覚めるんじゃないかって思いながら。そういう事が日常になっていた。
俺は、今日も目覚める気配のない太宰を確認してから、掛け布団を伸ばし、皺を綺麗にする。そしてまた太宰の顔の様子を伺ってから、部屋を出ようと扉の把手に手を掛けようとした。
其の時だった。
「っ……」
「!!…太宰?」
微かだが、太宰の呻く声が聞こえた。俺は即さに傍へ駆け寄り、もう一度名前を呼ぶ。
フルフルと瞼を震わしながら上げ、鳶色の瞳が俺を見る。起きたばかりで視界が霞むのか、焦点が合っていなかった。然し、徐々に合って来て、しっかり目が俺を捉えていた。
「分かるか?」
「…っ、…ゃ、」
数日間眠りに眠ったのか、矢張りそう直ぐに声は出ない。それに少し傷ついた所が痛むのだろうか顔を少し顰める。
「未だ少し痛むんだろ?無理すんな」
太宰は素直にこくんと、頷く。
「首領呼んでくっから、待ってろよ」
そう云い呼びに行こうとした時
「…まっ、…て」
太宰の呼び止める声に振り返る。
「何だよ?」
「……」
何も言わず、ただ何処か虚しく見つめてくる太宰に、何となくだが、分かった気がする。きっと、寂しいんだろう。そう思った俺は、太宰の元へ行き、優しく其の頭を撫でる。くすぐったいのか恥ずかしいのか目を細めるその仕草がとても可愛かった。
俺は胸ポケットに閉まっていた携帯を取り出し、首領に連絡をする。
『太宰が目を覚めました。』
俺も驚く程の速さで連絡が返ってきた。
「離れねぇから安心しろよ。首領も今向かうってさ」
どうやら俺の勘は的中したらしい。矢張り寂しかったのだろうな。その読みが一致したのか、否か、太宰は少し目を見開く。
「…な、まぃ…っき」
「ふは、手前には言われたくはねぇな」
あれから首領が駆けつけ、短い診断が行われた。
「うん、まだ万全とは言えないけど、少しは回復したようだね。流石太宰君の生命力、褒めていい程だよ」
そんな首領と言葉に何処か不服そうな顔だったのは、とても印象的だった。可愛くて。
「褒め、られたくな、い。僕に、は…っ、都合が、悪い…」
「諦めろよ。手前の生命力こそ長所に入れるべきだろ」
「ふん…ちゅ、やの、冷ってした顔、見てみたかった、ねぇ…」
「それはもう御免だ。」
「え」
「それに至っては私も同意だよ。ほんと今回は危なかったんだからね」
信じられないとでも言うように、いやどう見てもあの顔は多少引いていた。何ドン引いてんだ。
そんな事を考えた時、首領は口を開く。
「それと太宰君、君怪我以外にも体調悪いとかあったでしょう?」
トーンを少し下げつつ問う首領に、感ずかれたとでも言うように、視線を逸らす。
俺も俺で信じられないとでも見るように太宰に視線を送らせた。
「君ねぇ、体調が悪くても仕事を続けるその精神には褒め称えるよ。でもね、誰にも言わず1人で抱え込んで無理して倒れるとなると、別の話だよ。」
首領の言ってることはとてもご尤もだ。太宰は前々から人を頼ることを苦手としていた。否、出来なかったのだと言った方が正しいな。
「…だ、って…」
「だってもこうもありません、広津さんもどれだけ心配したことか…広津さんだけじゃないよ?私や中也君だって、今回は本当に焦ったんだから」
ねぇ、中也君?と、俺に話を降ってきた。
「首領の言う通りだ。良いか太宰」
太宰はそっと、俺に目を向ける。
「お前は独りじゃねぇんだから、頼れよ。手前だって人間なんだ。それに、俺と手前は相棒だろ?頼り頼られんだよ。分かったか?」
太宰は何も言わず、ただ頷くだけだった。
それでも俺は満足した。今は無理でも、これからがあるから。これから頼れるようになればいいんだ。と、思った。
頼り頼られる存在。それが1番良いだろ?
〜𝑭𝒊𝒏〜
おかえりなさいぬ〜🐏
途中から適当になったのは申し訳ないですぬ🐏💦
今回でこの話は最終話とさせて頂きますぬ!
次回作をお楽しみにしといてくださいぬ🐏✨
まぁ、あまり期待しない方が(((殴
本当はもうちょい入れたい要素もあったぬけど、私の面倒くさがり屋の性格が表面に出てしまい、適当になったことをお詫びしますぬ🌀
私医療関係とかそう言うの本当に知識ZEROなんでところどころ可笑しい所もあったと思うんですけど、暖かい目で見ていてくださいぬ🐏
こんな私ですがこれからもよろしくお願いしますぬ!🐏✨
あ、あと!ハートの累計数が1000を超えました!ハート連打とかしてくれた人方ありがとうございますぬ!🐏🙇♂️
フォローしてくれた方もありがとうございましたぬ!通知来た瞬間飛び跳ねるのでぬ(笑)
この作品も見てくれた方が結構居て、びっくりしましたぬ(笑)
では!またいつかあいましょうぬ〜🐏👋
🐏🥀プーメル🐏🌙
コメント
4件
あっ…あああああ生きててよかった…ふぉろしつです
見るの遅れました!!!! 今回の話ホントに性癖にドストライクすぎてやばいです笑最高の作品ありがとうございます🙇♀️