どうも!くらげです!
今回は初のノベル&黒青に 挑戦してみようと思います!💪🔥
いつもより心情表現を凝りたいと 思っているのでそこも含めて 楽しんでくださると嬉しいです…!
※注意⚠️
こちらの作品は
・irxs
・BL
・黒青
の要素が含まれます。
上記のタグに見覚えのない方は 閲覧をお控えください。
また、コメント欄では 検索避け(例:🤪くん、青くん)の方 よろしくお願いします。
※ご本人様、及び関係者の方には 一切関係ありません
青視点
桃「それでこの件なんだけど〜…」
今日も6人で今後の企画などについて会議する。 しかし、気がつけばアニキのことを 目で追ってしまっとる。 そう、俺はアニキに恋しとる。
力強い歌声と頼れる性格の彼に 最初は尊敬の感情を向けとった。
やけどここ最近、それが別の感情へと 変化しとることに気づいた。 いい歳した男が自分よりも年上で 兄のような存在の彼に恋をしとる その事実に気づいた瞬間、 俺はどうしていいかわからんかった。
俺たちは歌い手。 スキャンダルなんて許されへん。 そのことは痛いほどわかっとる。 やから本人に気持ちを伝えるつもりはない。
好きな人を困らしたくない、という思いと 気まずくなりたくないという 身勝手な感情が渦巻く。 やからあにきっずを名乗り、 この気持ちを隠してきた。 あくまでアニキは推しやと自分を誤魔化した。
でもそれにも限界がある。 日に日に増していき、 溢れそうになるこの想い。 俺はただただこの行き場のない 感情を抱え続けとる。
苦しくて、切なくて
恋ってもっと 楽しいもんやなかったっけ…?
こんなに苦しくなるなら、 もういっそ、、、
青「…っ」
この想いを捨てられたら、 どれだけ良かったやろうか。 何度諦めようとしても アニキの優しさで また想いが再熱してしまう。 どんどん好きなところが増えて、 愛しさで胸がいっぱいになる。 その事実がどうしようもなく 辛くて堪らない。
黒「まろ?どうしたん…?」
青「え…?」
黒「いや、さっきから 上の空やからさ」
「どないしたんかな〜…って思ってさ」
…確かに会議にちゃんと 参加できてへんかったかも、、、 アニキが心配そうに俺を見つめとる。
でもごめんね、アニキ
青「あー、実は最近仕事が忙しくてさ〜」
「 やからちょっと疲れとるんかも?」
桃「え、大丈夫?」
「会議早めに終わろうか?」
青「いや、大丈夫大丈夫!」
「むしろ集中できてへんくてごめんな?」
白「別にそれはええけど無理せんといてや?」
「まろちゃん頑張りすぎちゃうんやから…」
青「おん!ありがとうな、しょにだ!」
あくまで本心かのように嘘をつく。 ただ全部を嘘にするんやなくて、 一部事実を混ぜる。 最近仕事が忙しいっていうのはホンマや。 別に生活に支障をきたすほどやないけど、 それによって嘘に信憑性が増す。 これで誤魔化し切れる。
あーあ、また嘘を重ねた。
自分の気持ちにもこの気持ちを隠すためにも 嘘を重ねていく。
そして嘘で塗れて、ホンマの自分ごと 嘘で固められていく。 俺のこの“好き”という気持ちも 偽物なんやないかって思えてくる。
でも、アニキのことを考えると 特別な関係になりたいって、 アニキに愛されたいって脳が叫ぶんや。 その感情の呼び名は恋以外知らへん。
やから唯一本物やってわかっとる この感情を大事にしときたいんや。
桃「今日のところはこれで会議は終わり、かな」
水「あー!疲れた〜…」
結局集中し切れてへんまま 会議は終了を迎えた。 体を伸ばしながら、 最近の自分について考える。 よく物思いに耽って 注意力散漫になっとる。 そのせいで周りにも心配かけとるし、 ええ加減どうにかせんと…
白「なぁ悠くん!ギュッ 」
黒「ん?どうしたんや初兎?ナデナデ」
白「今日この後さ〜!」
青「っ…!」
しょにだがアニキに抱きついて、 アニキがしょにだのこと撫でとる、、、? 別に二人は恋仲とかやなくて、 仲がええだけで…
ただのメンバー、で…
“ホンマに?”
心の中でもう一人の俺が問いかける。
“そうやないって 信じたいだけなんちゃうん?”
ちがう、違う… 信じたいだけなんかやない、、、 しょにだとアニキはお互いのことを 兄弟みたいに思っとって、仲がいいだけ、で…
“本当はお互いのことを どう思っとるかなんて わからへんやろ?”
た、しかに…
アニキはしょにだのことが 好き、なんかな…?最近よく一緒におるとこ見かけるし、距離も近い気がする。それにまろよりも若くて、可愛いし、、、
そもそもアニキは俺なんかより 可愛くて若い愛嬌のある女の子の方がええよなッ…
黒「まろ、?」
「どないしたん?顔色悪いで…?」
青「へッ…」
しょにだと話しとったはずのアニキは いつの間にか俺の目の前に来とった。心配そうな瞳で俺の顔を覗き込んどる。
やばい、心配かけちゃってる、、、早く何か答えないとッ…
青「別になんでもないで?」
「まろ全然元気!笑」
無理やり作った笑顔を貼り付けていつも通りを装って答える。
お願い、アニキ…
俺の嘘に騙されて?
綺麗な俺だけ見て、
ホンマの俺には気づかんといて?
ちょっとしたことで付き合ってもないのに嫉妬で可笑しくなりそうな醜い俺のことなんて、 知らんといてくれッ…
黒「なぁ、まろ」
「それでホンマに笑っとるつもりか?」
青「ぇ…」
黒「俺流石に作り笑いに
気づかへんほど鈍感やないで」
「どうしたん?何に悩んどるん?」
「何をそんなに、、、」
「隠そうとするん?」
アニキの言葉に思わずヒュッと息を呑む。やっぱり、アニキには誤魔化せへん… それを痛いほど実感して、バレたくなかったはずやのどこか気づいてくれて嬉しく思っとる自分がおる。そんな天邪鬼な心に自分でもよくわからんくなる。
頭がグルグルして、息の仕方もよくわからなくなってきた…そんな俺をメンバーたちが心配そう見つめとる。そしてアニキが心配そうに俺に手を伸ばそうとする。
その瞬間、俺は訳もわからず会議室を飛び出した。
青「はっ…はッ…」
無我夢中にどこに向かっとるのかもわからへんままただただ遠くへ走り続ける。
気がつけば会社を出て、 寒空の下で足を動かし続ける。 どうして俺が走り出したのか 未だによく理解できへん。 あの場にずっとおったら、 俺が壊れてしまう気がした。
逃げたってどうにもならへん。 そんなのはもちろんわかっとる。 それでも俺にはそれ以外の策がなかった。 きっとあそこで何か弁明できていれば 何か違ったんかもしれん。
しかし、そんなもしものことを考えたってどうにもならへん。 そこにあるんはただ、 逃げたと言う事実だけ。どんなに足掻いたって その事実は変わらへん。 いや、変えることなんてできへん。
じゃあ俺は、どうしたらええん…?
黒「まろッ!」
青「あ、にき、、、」
…やっぱ追いつかれるよな。なんとなくわかっとった。
体力があるアニキと体力のない俺
そりゃ俺が負けるのが 必然というわけや。
黒「もう、逃さへんぞッ…」
アニキがっしりと腕を掴まれ、 逃さないという意思を感じる。
こりゃ、逃げられへんわ…笑
青「もう逃げへんよ…笑」
黒「そうか…」
黒「なぁ、なんで逃げたか聞いてええか?」
真っ直ぐ射抜くようなアニキの視線。
背水の陣とはまさにこのことや。
きっとこの恋は叶わへん。
どうせ叶わぬ恋なら、もういっそ…
青「俺、アニキのこと好きなんよ」
黒「え、それは…恋愛的にってことか…?」
青「おん、そうやで」
「やからアニキがしょにだに抱きついとるん見て嫉妬した」
「それがバレたくなくて誤魔化そうとした」
「でも無理やった」
「やからその場から逃げ出した」
やけになって勢いで今まで秘めとった 想いを打ち明ける。 もう、隠すことはできへん、、、
これで終わり、なんや…
長いようで短い俺の恋は呆気なく散っていく。 その瞬間を今から目の当たりにせなアカンなんてそんな酷なことはない。 思わず涙が溢れそうになり、下を向く。
泣くな、俺…ッ
振られたって最後まで笑顔でおらんと…
そうせんと今まで通りの関係でおられへん。 今日のことなんてまるでなかったことにして ただのメンバーとして一緒におれればそれでええ。好きな人には幸せになってほしい。俺が恋したばっかりにそれを気にしてこれからを過ごしてほしくないんや。
黒「俺も、まろのことが好きやで?」
青「それは…」
「メンバーとして、やろッ?」
黒「確かにメンバーとしても好きや」
「そうやなくて、俺もまろと同じ意味で好きってことや」
青「へ…」
俺と、同じ意味…? 信じられへん、、、つまり両思いやったってこと?叶わへんと思っとった恋が叶ったってこと…?
青「俺ッ…ずっと片思いやってッ…」
「叶わん恋なんやって、、、」
「ずっとそう思っとった…泣」
黒「おん、」
青「それが、今ッ 」
「アニキと両思いなんやってわかってッ…」
「とてつもなく嬉しいんや…ッポロポロ」
涙で視界がぼやけてアニキの顔もよく見えへん。さっきまでの辛い気持ちからでなく、心からの嬉しさで涙が溢れる。子供みたいに泣きじゃくって、顔もきっとぐちゃぐちゃな俺をアニキは優しく抱きしめた。
黒「まろ、」
チュッ
青「へ、///」
頬に残る生暖かい感覚。え、今アニキにほっぺにキスされた…?
そのことを認識して顔が一気に熱くなる。さっきまで止まる気配もなく流れ続けとった涙が引っ込んだ。
黒「これからは恋人としてよろしくな!」
アニキは太陽のような笑顔を浮かべながら俺の手を握りながら俺にそう言った。そのなんの曇りもない表情に見惚れてまう。そっか、今日から俺らは恋人なんや、、、
青「おん!よろしくな!」
さっき止まったばかりの涙が再度溢れそうになりながらアニキの言葉に答える。
青「あ、アニキやなくて悠佑さんとか呼んだ方がええか?」
黒「いや、ちょっと恥ずいわ…」
ほんのり顔を赤く染めるアニキ。普段とギャップがあってキュンとする。
青「んふ、そっか!」
黒「なんやまろ、急に上機嫌になって…」
青「だってアニキが照れるのなんて珍しいから!」
黒「俺やって照れることあるわ、 w 」
黒「まろやって“いふさん”とか言われたら変な感じするやろ?」
青「ま、まぁ…」
いきなりさん付けで呼ばれて肩がビクリと跳ねた。確かに慣れへん呼ばれ方するんは心臓に悪いな…
黒「今まで通りの呼び方でええやんか」
「呼び方にこだわらんかったって俺らは恋人やって事実に変わりはないやろ?」
青「…!」
「せやね!」
やっぱりアニキ…
いや、俺の彼氏はかっこええなぁと改めて実感したんやった。
ここまで読んでいただきありがとうございました! 初のノベルですがどうだったでしょうか…?🫣
書いてみてから気づいたんですけど、 自分の書き方的に向いてるかもですw
これからもたまにノベルで書いてみようかなーと思いました! よかったらコメントで感想を教えてくださると嬉しいです…!✨
ちなみに余談なんですけど、黒さんはよく白さんに恋愛相談をしていました。なので二人の距離が近かったり、よく一緒に居た、というわけです!
あと、僕に書いてほしいCPがあれば教えてください! これからの作品の参考にさせていただきます!
それではおつくらです!
コメント
2件
素敵な作品ありがとうございます🥹🥹良ければ桃黒書いて欲しいです❕