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それは、あまりにも唐突で、それでいて用意周到な幕引きだった。鼻を突くような微かな薬品の香りで目が覚めた少し目が覚めて周りを見ると見たことの無い部屋にいることに気づいた
「起きた? 意外と早かったね、ら〜んちゃん」
聞き慣れているはずなのに、何かが違う声がして右に顔を向けると、そこには椅子に座って自分を笑顔で見下ろすなつの姿があった。
「なつ……? 何、これ。俺、なんで縛られてるの?」
自分の両手首には、ずっしりと重い金属の感触
「あはは! らんくん、顔真っ青だよ。可愛いね♡」
なつの隣からは、軽快な、重い愛を含んだこさめの笑い声が聞こえた。そのこさめの隣には、背筋が凍りつくような笑顔でこちらを見ているすちがいた。左を見ると、慈しむような目でこちらを見ているみことと、何を思っているか分からないいるまがいた。
シクフォニのメンバーが全員、揃っている。
「み、みんな何してるの?もうすぐ収録でしょ、?これ解いてよ。」
俺は震える声だったと思う。それでも恐怖を隠すように笑った。でも、誰も何も反応しなかった。