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「突然会計するんなに??笑」
「お腹空いただけ〜笑理由とかないよ」
って袋をごそごそしてアイスを食べ始める明沙
「なんかありがとーな」
「いえいえ全然えーよ」
海龍(全然変わってへんな…)
明沙は中学からの同級生。
出席番号が隣でよく話してた。
高校んときやったっけあれ。
あんときの事きっかけでもっと仲良くなった。
放課後、静かな教室。
やけど外から部活の声がしとった。
イヤホンで音楽聴いとって、口ずさんでた。
〜♫
さっきまで騒がしかった教室で、自分の歌響かせるのめっちゃ気持ちよかった。
めっちゃガチめに歌ってもうて、そしたら
誰が教室に入ってきた。
それが明沙やった。
「歌上手だね。」
って言われて、めっちゃ恥ずかった。
家族以外の前で歌うとか……
「はっず……最悪や」
「なんでよ、もっと聞きたい」
もっと聞きたいって初めて言われたもんやから
調子乗ってもうて、そのまま歌った。
窓から入る風に吹かれながら、目を瞑る明沙。
「なぁ、そんな…聞き入るほどか??」
「大林くんの歌ほんまに好きやで」
「…ふーん」
風で髪が揺れる。
つやっつやの黒髪が特徴的やった。
目も黒曜石みたいに、黒やけどきらきら光ってたし。
とにかく綺麗やった。
ふと耳に見えた機械に違和感を覚えた。
イヤホンじゃない機械。
「ねぇ、なに見てんの??」
「なんもないなんもない笑」
俺は歌った。結構ガチで。
「…大林くん、」
「?」
「一緒に帰らへん??」
なんかめっちゃ嬉しくて、ばくばくしてた。
多分好きやった。そんときも。
今も好きや。