テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

氷菓(二次創作)前編

一覧ページ

「氷菓(二次創作)前編」のメインビジュアル

氷菓(二次創作)前編

1 - 第1話 12月下旬

♥

46

2025年10月13日

シェアするシェアする
報告する

今年の終わりが近づく12月後半俺は週の終わりということで仕事終わりに千反田と外で夕飯食べる約束をしていた。仕事が終わり待ち合わせ場所へと向かう、12月の後半ということもあり寒い風が吹き改めて寒さを実感する。駅につく頃には帰路につく会社員や上司に付き合わせられ飲みに行く会社員がいた。俺は上司に誘われても基本断るためあまり経験がないがいいものではない気がするのは気の所為ではないだろう、ふと時計を見ると千反田と約束していた7時が近づいていた。少し急ごうそう思いながら少し早歩きになり駅には6時50分には駅につき千反田は駅近くのベンチに座っていた。

「すまん、える遅くなった」俺がそう言うと千反田は微笑し「まだ約束の時間ではないですし大丈夫ですよ奉太郎さん」「そう言ってくれると助かる」「では、奉太郎さん家に帰りましょうか」家に帰る?どうしてだろう今日は夕飯を食べる約束をしていたはずだと思ったのだが「今日は外で食べるんじゃなかったのか?」そう言うと千反田は少し申し訳なさそうに「すみません、実は奉太郎さんを待っているときに携帯電話で摩耶花さんとチャットをしていたんですが今日中学校の同窓会だったみたいでして」確かに今日は中学校の同窓会があるとは聞いていた、俺は元々行く気がなかったので千反田との約束を理由に断っていた。少し千反田には申し訳ない気持ちもしたが、「そこで摩耶花さんが会場にある料理がとても美味しいとのことでしたので料理の写真を送ってもらったところ奉太郎さんが好きそうだったので家で料理して奉太郎さんにあげたいと思ったんです。」そういうことだったのかなら家に帰るというのも納得だ。それと、と千反田が付け足すように里志が遅れて伊原が怒っているとも、電車を待ちながらそんな話をしていると【プルルル】ありがちな携帯電話の着信音が鳴り俺に連絡してくるやつはさほど多くはないため千反田の方を見たが首を横に振っていた。俺かと思いながら電話に出ると聞き覚えしかない声が電話越しに聞こえてくる。「ホータロー大変なんだ」と少し小声で聞こえてくる声につられて俺も少し小声で答える「どうしたんだ里志、同窓会に向ってるんじゃなかったのか?」「そうなんだよちょっと遅刻しちゃて今丁度きたところなんだけど来てみたら摩耶花が元同級生と口論になってたみたいで理由がホータローに関係するからって元同級生がホータローを呼び出せっていうんだ」全く迷惑な話だ今から帰ろうというのに呼び出しを食らうとは、行きたくないというのは簡単だだがそれは俺一人である場合、今隣には千反田がいてさっきの会話は聞こえているだとしたら伊原と友人の千反田は伊原を助けたいと思うはずだ俺が行かないといえば千反田は一人でも行くと言って同窓会会場に行ってしまう。あまり千反田を巻き込みたくはない、それに千反田が悲しむ顔だって見たくない、そんな事を考え俺は二つ返事で「わかった、行こう」「こっちから言ってなんだけどホータローが二つ返事で来てくれるとはね」「これも千反田さんのおかげかな?」「千反田は関係ない後々面倒事になりそうだから行くだけだ」「そういうことにしておくよ、ホータロー会場の場所とかは知っているんだよね?どれぐらいで付きそうかな」そう言われ携帯電話の地図アプリで調べるとここから歩いて5分程度のところだった検索が終わると「5分でつくはずだ、少し待っていてくれ」「すまないねホータロー」「よし千反田行くぞ」そう言いながら駅のホームに設置されているベンチに座る千反田の返事を待っていると返事がなく千反田の方を見ると薄めで俺も見つめていて「どうした?千反田」俺が困惑しながら話しかけると、少し怒ったよう「奉太郎さんえるですよ二人でいるときはそう呼ぶと決めたでしょう?」しまったと思い言い直す「える行くぞ」「はい!」笑顔でそう言われて少し照れてしまった。そんな会話が終わった拍子に携帯電話からこんな声が聞こえる「まだ電話きてないよホータロー、千反田さん」そんな声が聞こえ俺は慌てて電話を切り赤面しながら千反田の手を取った。

この作品はいかがでしたか?

46

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚