「お邪魔しまーす」
ここは一条の家
勉強を教えてもらう定で上がらせてもらった
「どうぞ〜。俺の部屋は階段上がって左ね」
一条は飲み物を用意しに行った
俺は階段を上がり言われた部屋に入る
なんて好機!
あいつの弱点を見つけるチャンス…!
早速周りを見渡した
なんかねえかな…え○本とかさ、
恥ずかしがるあいつの姿…とか
めっちゃ見てぇ…笑
自然と笑みがこぼれた
「ふっ、何してんの。」
「うぉッ!お前いつから…!」
急に声をかけられ、変な声が出た
「あんまり見られると恥ずかしんだけど?」
そう言って持ってきた飲み物を机に置いた
恥ずかしいって事は…
やっぱあるのか!え○本!!
「さっ、勉強始めようか。」
勝手に勝ち誇っていると、
一条にそう言われた
「えっっ…」
そうだった…俺 勉強しに来たんだっけ、
「え?その為に来たんだよね?」
「あ…はい。そうです。」
俺はジュースを一口飲んだ
「………」
一条は既に机に向かっていた
スラスラと綺麗な字でノートが埋まっていく
俺はそれを数分間ただ見つめていた
…やっぱ綺麗な顔してんなぁ、
女子が惚れるのも分かる気がするわ…
…いや、俺の方が上だけどね?
あ…こいつ、目元にホクロある…
正面からだと眼鏡に隠れ見えないそれを見つけ
なんだか嬉しくなった
学校のどれだけの奴が知っているんだろう
もしかしたら誰も知らないかもしれない
「…んふっ、」
「…何?解けない問題でもあった?」
「…ッえ?いや、無い!」
突然聞かれて、急いで視線を自分の手元に移す
「…俺、終わったけど、黄瀬くんどう?」
「え…まだです、」
俺のノートは白紙のまま
一条を見つめていて一門も解けていない
白紙のノートを見ると更にやる気が失せた
ん~、だるい。
眉間に皺を寄せる俺を見て、一条は笑った
「…君って頭悪かったんだね。笑」
「はあ?!そんなこと…!」
…確かに、否定はできないな。
「お前が良すぎんだよ…」
「それはある。」
「っふ、否定しろよ。笑」
…なんだこいつ。
案外いい奴なのかも…
「んー、じゃあここ分かる?」
そう言って、問題を指差す
「…分かりません。」
意地を張ったところで、分かる訳じゃない
素直に言うと、一条は丁寧に教えてくれた
「ふふっ笑。ここはねー…」
「…あーなるほど、?」
そうして、分からない所(ほぼ全部)を教わり
俺のノートの一面が見たこともない文数字で
埋まった
「あぁ~、疲れた…!」
俺はそのまま床に寝転がった
「黄瀬くん答え写しただけでしょ笑」
「あ、バレた?笑」
本来の目的も忘れ、場の空気に和んでいた
「…俺、お前のこと誤解してたわー。」
「え?」
本当に不思議そうな表情で見つめてくる
「おまえって良いやt…」
「ねえ黄瀬くん。」
遮るように一条は俺の名前を呼んだ
人がせっかく褒めようってのに…
「本当は何しに来たの?」
「…え?」
「本当は勉強教わりに来た訳じゃないでしょ?」
お前の弱点を探しに…
…なんて言えるわけなくて、
「えっと、仲良くなりたくて…?」
「違うよね。だって黄瀬くん、
俺のこと嫌いでしょ。」
なんだろう…
さっきまでのこいつと雰囲気が…
「確かに気に入らない奴とは、思ってた…けど」
「っふ、」
一条は笑った、しかし
眼鏡を通した先の目は冷めている様に見えた
「…なに、笑ってんだよ?」
「…俺もね、気に入らなかった。」
「…?」
「ずっと君が……」
気が付くと一条の顔が目の前にあった
「…んッ、!?」
唇に柔らかい感触
「…は!?何して、!」
突き飛ばす為に出した両手を掴まれ、
静かに引き寄せられた
「ッ…なにしてんの、?おまえ…」
「………」
ただ俺を見つめてくる
せめて、なんか言えよ…
無言で…き、キスされたらビビるだろが、
何を考えているのか分からない、
表情もさっきまでとは別人のようで
こいつが怖くなった
「黄瀬くん、悪く思わないでね?」
片手を俺の頬に添わせる
「…?なにっ…ッん!」
顎を持ち上げられ、またキスをされる
声を発する余裕もなければ、息を継ぐ余裕も
くれなかった
「…ッんん、!」
何がしたいんだ、こいつ…ッ
くそ、力強すぎて振り払えねぇ…!
「…ッふ、んッぁ、」
息ッくるし…
おいッ、長いっての!!
突き放そうと全力で抵抗すると
体勢が崩れ、床に倒れた
「…鼻で、息してる?」
「ッおまえが、!……ッ」
上手いから。なんて言いかけてやめた
「何?キスした事なかった?」
「…ッな!ないわけねぇだろ…」
「……知ってる…」
その一言で、一条の表情が一層冷めた
な、何だよ、もしかしてこいつ…
俺の事好きなのか、?
「…ッおい、おまえ…」
「黄瀬くん、勝負しよ。」
…こいつ、人の話聞かねぇな。
「…?」
「黄瀬くんが、気持ちいいって言ったら負け、ね。」
「は、?」
「はいスタート。」
断る間もなく始められた
「…ッは?何、これ、」
いつの間にか頭の上で両腕を縛られていた
「ッほど、け!」
必死に抵抗している中、服の中に手を入れて、
いやらしい手つきで腹から胸にかけてを触られる
「ッおい…!や、めろ!」
「黄瀬くん、ここ弱い?」
っ聞けっての…!怖すぎだろッ…
まるで野生の獣のようで、
本能的に身体が震えはじめた
「…ッおい、俺は…おとこだぞ、
そんなとこ…触っても、意味ねえよ、」
女じゃあるまいし、
むしろ、気持ち悪いくらいだろ…
「意味はあると思うよ?」
「…は、?」
次は何をされるのかと思ったら
Tシャツを捲り上げられ、俺のそれをこいつは
直接口に含んで捏ねり始めた
「…ッや、ば、おまえ、」
「ん〜…?」
片方は爪で優しく弄られ、
段々と身体が熱くなってきた
「ッん、っふ…ぅ、」
「…はは、息漏れちゃって、かわいーね?
気持ちよくなってきた?」
「なに…ッぜんぜん、余裕…だけど?」
おかしい…そんなはずないのに、
「嘘でしょ。気持ちいいはずだよ?ほら。」
ずっと軽い刺激だけ与えられていた
それを、強く抓られる
「ッん…!」
ッやば、声でた……
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