瞬先輩「俺の能力は… ”ツルを操る”というものだ。シンプルだろ?操ると言っても様々だが、俺はそのつるにトゲまで生やせるんだよ」
と言い、私に絡まっている、つるにトゲを生やした。そのトゲは大きく、腕を貫通させる勢いだった。私がその痛みに耐えられないでいると、瞬先輩が笑い
瞬先輩「一度はお前も思ったことがないか?人間の能力者を実験してみたいってよ。」
「ある、わけないで、、、しょう…」
かぼそい声を出す私にニヤニヤと
瞬先輩「なんでお前が能力を持ってんだろう
なぁ。ずっと前から思ってたんだよ、でもやっとお前を実験できるなんてなぁ」
「させるわけ、ないでしょぅ、はぁはぁ」
刺されているところが痛む。息も荒くなってきた。私、死ぬのかなぁなんて考えていると
瞬先輩「ぷっ、あははは!ひぃーひぃー」
と急に笑いだした。遂に頭までおかしくなったのかと思った。
瞬先輩「も、もう無理…ふぅ、ふぅ、あーおもろwやっぱお前面白いなぁ」
「???」
瞬先輩「ん?まだ気付かねーの?冗談だよ」
「…は?」
私がしばらく呆然としていると絡まっていたつるが解ける。
「………いや、は?痛かったんですけど」
瞬先輩「ん?あぁ、医務室にでも行ってこいよ」
「いや、そういうことじゃなくて…」
まぁ、裏切りじゃなくて良かったけど…うん。こいつだけは殺る。
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