テラーノベル
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注意
口調違、一人称、二人称間違え有り、誤字脱字有るかも
みなさん、お元気ですか?ああ、自己紹介がまだでしたね!僕は十条要です!なんと僕、復帰したのです!話は変わりますが、今日はお兄ちゃんの誕生日ですね!僕はこの日に向けて色々と頑張ってきました!何を頑張ってきたのかと言いますと! ステージでの練習などを頑張ってきたのです!
今日は玲明学園時に言っていた、巽先輩とユニットを組み、お兄ちゃんを喜ばせるステージにするのです!
「さあ、要さん?行けますか?」
『え、ええ…!!僕はいつでも大丈夫なのです!巽先輩も大丈夫ですか?』
「ええ、俺も大丈夫ですな…♪」
『もう少しで出番です。僕と巽先輩で叶えましょう』
[遊色のオブリガートを…♪]
観客は俺だけ。要が俺の為に巽と色々していたのは知っていたが、まさかステージを見せられるとは。
要は入院している時に言っていたらしい。『初めてのステージは、お兄ちゃんだけに見て欲しい』と。
その願いが、七夕に叶うとは、思ってもいなかった。
ブーとブザーがなり、幕が開く。
俺はその光景を、目に焼き付けた─
歌って、踊って。ああ、歌うということ、踊るということ、そして見てもらえるということ、なんて素敵だったのでしょうか。
僕は入院中、テレビの中のお兄ちゃんを目に焼き付けた。
アイドルのお兄ちゃんと入院している僕はまるで彦星と織姫のように離れていた。それが、七夕の日に、彦星と織姫が会えたように、叶えられるとは思ってもいなかった。
思わず感動で涙が出る。ああ!神様、ありがとうございます! 僕は今幸せです!
その時、視界がボヤけ、霧を掛けられたようになった。
「要さんっ!?」俺は叫びました。舞台の途中なのに、でも、仲間が前にグラッと倒れ、まるで俺たちがユニットを宣言したときの暴力沙汰を思い出させるようだったから。
『巽っ、せんぱ、い、?』
頭を押さえ、何があったか分からないような顔をしている君。暴力沙汰を思い出してしまったのでしょうか。
でも、まだ音楽は鳴る。まるで壊れるまで踊れ、歌えというように。
観客の貴方は涙で視界が見えないようでしたね。それがまだ唯一の救いです。貴方には今の光景が少し、見えていないでしょう?
待っててください。失敗してもいいなら、要さんの願いを、俺が叶えてあげますから。
『要さんっ!要さん!』僕はその声で我に戻った。
『要さんは、お兄さんの為に、今まで頑張って来たのでしょう?なら、立って、歌って、踊ってください。今のあなたなら、出来るはずです』
その巽先輩は玲明学園の頃を思い出すような、操り人形を操っているような、人間味のない表情でした。
僕は頑張って、巽先輩の手を取って、立とうとしました。でも、ふらついて、また倒れそうになりました。その時、観客席から声が聞こえてきたのです。
「要!!立て!失敗してもいいから、立て!!」
お兄ちゃんは涙ぐんだ様子で、僕を見て叫びました。
僕は、余っている力で立って、歌ったのです。
そのフレーズはバラバラで、音程もバラバラで、聴きたくないような声でした。フリも間違え、でも、僕はやり遂げたのです。
僕は、その時の笑顔を忘れません。
「要、よく頑張ったな、」俺はそういい、要の頭は撫でた。
心の傷は治らないが、その傷に一旦蓋をするように俺は抱きしめた。
失敗だらけのステージだったが、要や巽の顔は晴れ晴れとしていた。
失敗だらけだが、それが要。要らしさ全開で最後までやり遂げただろう。俺はそう思った。
「ふふ、要さん、今回のステージはどうでしたか?」俺はそう聞いた。
『楽しかったのです!失敗だらけでしたが、願いを叶えられて良かったのです。また、一緒に奏でましょう。』
[遊色のオブリガートを]
燐「やほやほ〜!ヒメルンと要っちとたつみん♪」
ひ『うげっ、天城…』
要「燐音先輩!久しぶりなのです♪」
燐「お〜よ♪てかその顔の傷どうしたんだァ?」
こ「絆創膏いるか?わし持ってるけど…」
要「なら貰うのです!お兄ちゃん!貼ってください!」
兄『分かった分かった、分かったから抱きつくな…』
二「なはは〜!みんなお疲れでしょ?僕がと〜っても素敵な手料理振舞ってあげるっすよ〜!!」
要「ニキ先輩、ありがとうなのです!僕の好きな物はあるのですか?」
二「ふふんっ、リクエストしてくれたらなんでも作るっすよ〜!!」
要「ありがとうなのですっ!なら〜…」
『ふふふっ、みんな幸せそうですな♪』
「…、そうだな。」
『そうだ!みんなで写真を撮りませんか?』
「…、いいな、それ。」
「お〜!巽ちゃんいいなそれ!」
「僕も撮りたいっす〜!!」
「わわっ!ニキはん押すなっ!」
「あっ!僕まだリクエストしてないのですっ!」
「要、隣で撮ろう♪」
『ふふ、では撮りますよ。はい、チーズ…♪』
パシャっ
〈7月9日〉
「要、。」
要はまた、体調を崩し入院した。医師からによると、激しい動き等をしたかららしい。
前のステージだ。
俺は要のそばの写真に目を向けた。
あの日の、みんなの、幸せそうな笑顔。
要は、幸せだったか?その顔を見ると、幸せそうな顔をしている気がする。
俺は、あの時の写真の近くに手紙を置いた。
いつ、目を覚ますかはわからないが。
主です!ここまで読んでくださりありがとうござます💕
HiMERUくん、誕生日おめでとうございます🎂🎉オタクの妄想を詰め込んだ話でしたが楽しんで頂けたら幸いです♪
誤字脱字等ございましたら教えてくださると幸いです…💕
それでは、また♪
コメント
11件
ねぇまじすげぇえええ!!!!!(?) 彦星と織姫のようにって表すとこめっちゃ好き!!こんなんすぐかけねぇだわよ…!!才能わけて〜ね((((((((
好評でしたら番外編も書こうかと… 番外編はバドエン確実ですね。ハイ。
好き過ぎるんだけどぉぉぉぉぉぉ!!😭😭 何この神作ぅぅぅぅぅ…!! 要とクレビの絡み可愛いし…終わり方も大好きだった…👏✨ ありがとう…神作をうんでくれて…(??) ほんとにメルメル誕生日おめでとぉぉぉ!!