テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
〈ニグ視点〉
「『白犬』ことニグさん…俺になんの用?」
俺は息を呑む。
左門怜人…さぁーもん
裏社会では有名な殺し屋、だからこうして一人で他のおどみんメンバーに何も言わずこうして話すのは、一種の賭けだった。
口封じされるかもしれない。
「俺は無意味な殺しはしない…だから安心していいよ。」
それでも俺は警戒を緩めない。
俺たちの学校に転校してくるなんて…一体何が目的だ…?
さぁーもんと同じクラスの筈の凸さんは何故か気付いてないけど…
「…ひとまずさ、情報交換しようよ。」
情報交換…?
「お互い殺し屋なんだし、裏社会で最近噂になってることとか、俺の目的、とかね…」
俺の一瞬の反応をさぁーもんは見逃さなかったらしく、鋭い視線を向けてくる。
「………分かった。…最近、●▲コーポレーションが、金を使って敵を排除してるらしい。」
「…なるほど、俺の方はこの学校の教頭が裏社会と繋がってるらしいんだって。それと何か関係あるかも。」
教頭が…確かに、最近妙に羽振りがよくなってたような…
「…連絡先、交換しよ。時々情報共有したいし。」
「…分かった。」
俺はodmnの皆に黙って、さぁーもんと協力関係を結んだ。
〈おどろく視点〉
「はぁ~…」
…最近凸さんがよく溜息をついているのだ。
こうして拠点に居るとき、スマホを見ているし、ぼーっとしていることも増えたし…
体調が悪いわけではないっぽいけど…リーダーとして、メンバーの悩みは聞かないとなのだ…!
「凸先輩!」
「…ん?ああおどろくさんか…」
「最近よく溜息をついているのだ。悩みがあるなら聞くのだ!」
「悩み…実は…」
凸先輩は顔を若干赤くしながら言った。
「恋…しちゃったみたいでさ…」
コイ…こい…恋……………恋!?
「ええええええええええええ!?!?!?!?!?!?」
「ちょ、おどろくさん声デカ…」
「恋!?誰なのだ!?メンバーの誰かなのだ!?」
おどろくは思わず前のめりになって質問を投げかける。
「そ、そう言うんじゃ無くって…最近転校してきたクラスメイトなんだけど…」
「ふむふむ、どんな人なのだ?」
「え、ええっと…明るめの茶髪で…おどろくさんより少し背が高くて…笑顔可愛すぎて小動物みたいな子で…」
動揺しながらも凸さんは細かく好きな人の特徴を言う。
「ほええ…凸先輩が人を好きに…というかその子と女子会した…」
「あ、その人男…」
………………おと、こ?
「び、BLなのだー!?」
ますます気になるのだ!BLは良きなのだ!
「お、おどろくさん、他メンバーには絶対言わないで…特に土下座には…」
「分かったのだ!BLは隠れて楽しみのがいいのだ!」
これは楽しみが増えたのだ…!
477
ここは
618
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!