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前に出してたやつ(【一生2人きり】です)
のリメイクです!よろしくお願いします もう半年以上前なので自分で読んでてキャーッ(絶望)になってました 今は前編だけ出しますが後編は・・・・・・・・・・・・未定です
前よりまともになってたらいいな〜とおもいます!
⚔️(未成年)の立場が上/⚔️がクズ/軽い暴力描写(DV)/R15?(キスのみ)
🦊…『』
⚔️…「」
***
「ただいま〜…って、まあもう寝てる…よな」
玄関から廊下、廊下からリビングに繋がる電気のスイッチを押す。奥の部屋には誰もいなさそうで、きっと…多分、もう寝ていたみたいだった。口から安堵の息をこぼす。それで良かった。少し雑に脱いだ靴を揃え、綺麗に並べた。刀也さんと付き合ってはや3年、最初の方は、幸せだった。今が幸せかって聞かれれば、曖昧に返事をするしかできないだろう。
刀也さんは、オレが思っていた以上に厳しかった。そういうところは、あまり好きではない。自分に厳しいのはいいことだと思う。まあオレにまであんまり厳しいのは…と思うところもあれど、実際問題オレはこの生活を手放せずにいた。束縛が強いのは百歩譲って良い、がとやさんの決めたルール…それをたまにだが破ってしまうとき、その時のお仕置というのがつらい。
だから今日、門限を破ってしまったとスマホが無慈悲に映し出した時刻を見て気づいた時は冷や汗が止まらなかった。が!もうこんなに遅い時間、リビングの電気をつけても起きてこない、超成長期真っ盛りの彼はオレの帰りを待たず大分前に眠くなって寝ているだろう。
もう風呂に入って、オレも寝よう。
「…あ〜、ホントとやさん起きてなくってよかっ」
『誰が、起きてなくてよかった…だって?』
「ひっ」
気配がしなかった。
いつの間にか、うしろにいた。階段を降りる音さえしなかった。恐怖で動きが止まる。起きていたとは思わなかった。オレの言葉を聞かれていた。
…単刀直入に言って、ヤバい。
『…ねえガクくん』
「な、んすか…」
『こっち向いて』
油の差されていないロボットが動く時みたいな音がしそうな、緩慢な動きで顔をなんとかして後ろへ向ける。刀也さんの腕がこちらへ伸びてきて、そのまま両頬を掴まれる。
陶器みたいに綺麗な肌が眼前にあった。
…キスをされた。澄んだ緑の瞳がオレを捉えて離さなかった。ただただ舌に腔内を蹂躙され、すべて溶けだしてしまいそうだった。息が苦しいのか、恥ずかしいのか…分からないけど顔が熱い。脳みそ全部が犯されている気がした。
地獄みたいに甘いキスだった。
「聞いて」
「次門限破ったらどうなるか…僕、言ったよね」
すっかり腰が抜け床に座り込んでしまったオレから唇を離し、細く糸が引くのを眺め立ち上がる。口を開いた。
失望とちょっとの興奮、そんな感情がぐちゃぐちゃに混ざったみたいな目で見下される。
……どうしよう、刀也さんに…謝ったら、許してくれるか?でも、今のとやさんは、きっと、絶対そんなに優しくない。次は守るって言葉も、信じてくれないだろうし…今からされることを想像して、心臓が直に掴まれたみたいに痛んでくる。それに、いつもより酷いお仕置…というものの想像がつかなかった。未知は恐怖だ。こんな時に知りたくなかった。刀也さんの表情が読めないことが、なにより恐ろしい。
「聞いてるの?」
『…き、聞いてる!……ごめんなさ』
「……僕はね、そんなこと言ってほしいんじゃないの。わかる、ガクくん?」
幼い子を優しくあやすような声。
その声に反して、表情は完全に”怒”だった。喜怒哀楽の怒を凝縮したみたいな顔。春のあたたかい風が吹いている草原みたいな、そんな色だったはずの瞳は真っ黒だった。少なくともそう見えた。
「………」
にこりと笑った。愛嬌のある笑顔だった。刀也さんの情緒が分からなさすぎて、思考が全く読み取れなくて、怖かった。ただひたすらに、ずっと怖い。1秒が永遠みたいだった。
「ガクくん、痛くしないからね」
『い、痛く……?』
内臓がはち切れたかと思った。腹を蹴られた。『い゛………ッ゛!!?…ぅ゛…あ…』と濁点まみれの母音しか出ないオレを見て、今度は悪魔みたいに笑う。嬉しそうだった。「ガクくんがルール守らないから…んふふ、あんまり痛くなかったでしょう?」目線を合わせてそう言ってくる彼の全てが恐ろしい。リスナーが今の言葉を聞けばDVボイスだとか言って喜びそうだが、そんなことを考える余裕なんてなかった。
「…何これ、……あー……手紙ねえ」
ちらりと視線を移し、オレの横に転がった手提げカバンから手紙を取り出した。ふうん、と言い興味のなさそうな顔で裏表を眺める。
「………名前が書いてる。これ誰?」
『…えと、大学の…同じサークル…で、仲良くは……そんなに、』
「そっか、じゃあいいや」
中身を読もうとせずすぐにビリビリに破った。整った字の書かれた紙片が散らばる。今度からガクくんの連絡先とか把握しとかなきゃ…。と呟いた言葉は聞いていなかったことにして、目を背ける。手紙を渡してくれた女の子に何故だか罪悪感を覚えた。
「……あ、ねえ…この中身、読んだ?」
『よ、読んでない…けど…』
「…んふっ、だよね、そうだよねー…♡ガクくんったら僕のこと大好きだから…目移りとか、しないもんね。」
嬉しそうに、愉しそうに、優しく…優しく、そう言われる。今の完全に変わってしまった彼を、オレは好きだと胸を張って言えるだろうか。上っ面の優しさだけしか残っていない笑顔が奇妙だった。
「ねえ、僕のこと好きなんだよねー…?なんですぐ返事ができないわけ?」
手を軽く振り上げられる。マズイ、そう思って身構えた。
つづきはがんばります涙涙涙涙涙
コメント
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:(´◉ᾥ◉`):ングッ... ( ゚∀゚)・∵. グハッ!! 。。。(lll __ __)バタッ 後は…頼みまs
すすすすすすすすすすすすすき