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……次の目的地っていつ着くんだ?
カロンちゃんはずっと運転してるけど、地図を見てる感じではない。
みんな前を見て黙ってるだけの車内はとても居心地が悪かった。
〈…あの、む…眼鏡をかけた旦那〉
ダンテが沈黙に耐えられなくなったようだ。
でもあいつさっきまで寝てたゾ
「虫って今言おうとしたな?お前が時計ヅラって呼ばれないように俺の事もグレゴールって呼べよ」
グレゴールは若干キレてんなこれ。でも律儀にカロンちゃんに行き先を聞いてくれた。
「ヴェルが言ってた。〝囚人達は4区へ行く〟」
この一言に興奮したのはドンキっきだった。なんか好きなやつの出身地らしい。んなもん知らん。
そしてうるさいのかヒス男がキレだし、止めようとしたイシュメールたんと口論になった。お里がしれますねって煽るイシュメールたんかわいいヤッター
それを止めようとダンテが巻き込まれに行った。無理な方に賭ける。
と、思ってたらいきなり静かになり、ヒス男とイシュメールたんの死体が足元に転がった。
「くへしぶ。」
リョシュサが2人を叩き切ったらしい。かと思えばリョシュサの顔面がぐちゃぐちゃになり、ドンキっきが「理由なき暴力は成敗する!」とか言ってる。
ふざけんな痛みを被るのはこっちだぞ
「ちょっと目を離すとこうだな…お前ら4人は今月の掃除当番だ」
ヴェルがキレる通り越して呆れながら言った。
そんで、ダンテが時計を回し、生き返らせた。囚人達全員戻すよりかはマシだが痛い。
巻き戻す時にダンテと俺の前に大きな扉があった気がした。
そんなものは目を開けると無くなっていたが。
ぼーっとしてたらまたヒス男がシンクレアっちを殺してしまった。ちょっと吐きながらシンクレアっちは死んだ。こいつこういうのめっちゃ似合うな。
ダンテは時計を回したくないと拒否った。俺も正直痛いからやだ。だけど、ヴェルは騒いで、殺すことも厭わない囚人達を黙らせる事ができる。つまり、囚人達よりもここにいる何よりも強いのだ。
「俺は別に構わないよ。ダンテが回すから関係ないかもだけどね。」
保身に走ってみた。
ダンテはちょっと詰められているカワイソウニ。
うーたんがダンテを庇おうとしたが状況を理解したのか、ダンテは回すことを選んだ。
痛みはやはり俺たちを蝕んだ。
シンクレアっちは生き返り、お辞儀をして自分の席に戻った。
……To be continued