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「HappyHalloween」
Rあり
苦手な人は🔙
10月31日の夜のこと。
外は仮装した人々のざわめきと、笑い声でいっぱいだった。
そんな中、俺たちは玄関の鍵を閉めて、“2人っきりのハロウィン”が始まろうとしていた。
「……なあ、しゃけ。マジで似合いすぎててどうしようもないんだけど」
俺――きんときは、ため息まじりに言った。
目の前には、黒と白のメイド服に身を包んだシャークん。
透き通るような肌に、細身だからかやけにピタッとしたウエストラインとふわっとしたレースが映えている。
「……おまえが着させたんだろ……っ//」
しゃけは、恥ずかしそうに裾を握って視線を逸らす。
普段のゲーム配信ではありえない、超絶照れ顔。
しかも、その脚にはガーターストッキング、首にはリボンのチョーカーまでつけてて、、。
――あまりにも、俺の理性を奪うには十分すぎた
「だって今日はハロウィンでしょ…っ?」
シャークんにどうしてもと頼まれて着たのは、ポリス服。ピタッとしている胸元に黒いシャツ、そしてお決まりの手錠。
――しゃけを“捕まえる”にはぴったりな力を、今の俺は持っていた。
「……や、やっぱ恥ずい……やめ……っ」
「だめ。逃げんな」
俺はしゃけの手首を取って、ぐっと引き寄せた。
そのまま、ベッドの端にしゃけを押し倒す。
「“Trick or Treat抵抗したら逮捕するぞ”」
「……っバカ、、、。そんなんで……っ、んグッ/」
唇を塞ぐとしゃけの高く甘い吐息が漏れた。
レースの襟元を指でなぞると、びくっと体が跳ねる。
「……ねえ、しゃけ…?///」
そう言ってきんときがシャークんの耳元でコソッと、、
「これ着たままヤってみない?」
「な、何言って……! や、ちょっ、ま――」
そう囁いて、俺はしゃけをそのまま抱きしめ、もう一度キスで口を塞いだ。
メイド服を脱がさないまま、レース越しに触れる。
ストッキングの上からもキスを落とすと、しゃけの脚が震える。
逃げようとしても、手錠で手首をやさしく留めて、、。
「ど、動画、、撮ってるの?、、。
さっ、さすがにだめ……っ、人には見せられない……!」
「見せないよ。これは、俺だけが見る用だからっ」
「あえっ……//♡」
しゃけの小さな悲鳴と、溶けた声、、。
全部が、耳に、、動画に残る。
「き、きんときっ、、アヤッ…そんなに……したらッ//」
「しゃけ、悪いけどキャリーされてるの、俺だけじゃないからな?」
「あッ…/♡
やっ、、でもッ…ねっ、、そ、そこダメェッ……///」
「まってッッ…もうッ、、イってるッ……イってる、、からぁっ//♡♡」
「えー、、しゃけこんなもんじゃっ、ない…でしょっ?……まだイける?」
「い、、いけるしっ……、、。――Zzz…」
「久しぶりだったし、さすがにヤりすぎたかな、、。」
トんじゃったしゃけの頭をそっと撫で、後処理をする。
スースーと寝息をたてるシャークんがまた一段と可愛くて、額にキスをする。
「しゃけ。おやすみっ♡」
――次の日の朝、、
「い゛っってぇ、腰、、。きんとき、、((泣」
「しゃけおはよ!、、メイドさんは座ってなさい!w」
「まだこの服だったのかよっ、、」
しゃけをひざの上に座らせて、背後から抱きしめる。
ポリスの服のまま、しゃけの手を包んで。
完全に体を預けさせた状態で、耳元に熱い息をかける。
「ほら、しゃけ。捕まったメイドは、逃げられないんだよ」
「さ、さすがにやめっ、、……」
腕の中のしゃけの体温が、熱を残して完全に脱力していた。
メイド服の襟がずれて、髪も乱れ、昨日の跡が肌に残っている。
「……来年はっ、、絶対コスプレしないからな……っ」
「そっか、、」
シャークんにあえて冷たく接してみる。
「…その、、、。ちょっとくらい、、来てやってもいi……」
「じゃあ、来年はナース服な(即)」
「え、、、ん!?…え?、、、、。い゛っだぁっっ……」
腰をかばうように、立ち上がろうとするが、、動きたくても動けない。
その姿が、あまりにも愛しくて。
俺はしゃけの髪を撫でながら、そっと言った。
「お前、もう完全に“俺の”じゃん」
「……う、うるさい……しばらくゲームできないじゃん……」
「その分、俺が全部キャリーするから。」
「っっ、、。――お腹、、空いた、、かも。」
実はしゃけのためにこっそりとパンプキンスープを作っていた。
「なんかいい匂いする、。。きんときってほんと、なんでもできr……」
「お前が可愛すぎてやってるだけ。目つぶって口開けて、、はい、あーん」
スープを少しだけ口に含んで、そっと唇を重ねる。熱くも冷たくもない、ちょうどいい温度がしゃけの舌に伝わる。
「ん……!?、、んふっ、ぅ……」
しゃけは抵抗もできずに、俺の唇を受け入れてた。
優しく吐息が混ざって、。それは今まで食べたことの無い甘さだった。
離れたあと、しゃけはさっきにもまして完全に脱力、、ぐでっと俺にもたれかかった。
「……これ、ごはん、じゃない……ばか……っ//」
「いや、腰痛いって言ってたから、、介護。愛情たっぷりの、な」
シャークんの顔がこれまで以上に真っ赤になっているのがまた可愛かった。
『 Happy Halloween 』