テラーノベル
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「どれを飲もうか」
「私はこれにしようかな」
「私はこれにするねー」
司と一歌とみのりは、飲み物を買うためにフェニら?の中にある自動販売機に来ていた。そして三人は飲みながら話していた。
「それで、どうするか。えむたちのこと」
「そうだよね。このまま私たちと関わってたら、咲希たちに迷惑がかかる。それだけは避けなきゃいけない」
「そうだね。でも、どうすればいいのかな。直接言うしか、ないのかな」
「そうだろうな。真正面から俺たちの言葉で伝えるしかないだろう」
その時だった。
「あれ、司くんだー!」
「いっちゃーん!」
「あれ、みのりじゃん。来てたんだね 」
そこに、えむと咲希と、遥がいたのだ。
「え、えむ?なぜここに?」
「今日は咲希ちゃんと遥ちゃんと一緒に遊んでたんだー!あ、そうだ!じゃあ、一緒に回らない!?せっかく会ったから!」
司たちは揺らいだ。本当は一緒にいたい。だけど、ここでもし、類と寧々と会ってしまったら。そう思うと、司の口は動いていた。
「えむ、もう、俺と関わらなくていい」
「え、?司くん、何、言ってるの?」
「私からも言うよ、咲希。もう、私とは話さないで欲しいな」
「いっちゃんまで何言ってるの?何か悩んでることがあるなら、話してよ?」
「遥ちゃん、私からもお願い。もう、私とは関わらないでほしい」
「え、みのり?なんでそんなこと、?」
三人は言葉にできなかった。当然だ。待つと言った相手から、関わらないでと言われているのだから。
「それだけじゃわからないよ。ちゃんと説明してくれないと」
「簡単な、ことだ。俺はもう、えむとは話したくないし、関わりたくないのだ。それだけのことだ。それに、俺たちは他人じゃないか」
「私たちもそうだよ、咲希。私はもう、レオニじゃない。友達でも幼馴染でもなんでもないんだよ。だから、もう話しかけて来ないで」
「遥ちゃん。私はもう、アイドルじゃない。ただの高校生。遥ちゃんとは違うの。遥ちゃんみたいなキラキラアイドルとは一緒にいられない。だから、私とは関わらなくて大丈夫だよ!」
咲希と遥は、声ができなかった。もしかしたら呼吸すら忘れていたかもしれない。
「司くん、何言ってるの?私は待つって言った、よね?」
「あぁ。言ったな。だが、変わったのだ。俺はもう、スターになれなくていいし、ショーだってしない。そしてもう、えむとは話したくないのだ」
「ー!」
パチン
渇いた音がした。えむが一切の躊躇なく司の頬を、ビンタしたのだ。えむの目からは涙が溢れていた。
「ふざけないでよ!私は待つって決めたの!司くんがまたショーができるまで待つって約束したの!その約束を破らないでよ!あと、何!?スターになれなくていいって。そんなの、司君じゃない!!私が知ってる司くんは!スターになるために頑張ってて、前を向いてた!そんな司くんに!戻ってよ!!」
「だから言ってるだろう!俺はもう、スターにはならないのだ!」
「司くんがそう言っても、私は許さない!司くんがスターになりたいって心から言うまで、私は司くんから離れないから!前の司くんに戻るまで、離れないから!」
すると、えむが司を叩いた。
「司くんのバカ、司くんの、バカ!本当に、司くんの、バカ、」
「えむ、」
「私の中の司くんは、すごく明るくて、スターになりたいって毎日言ってて、観客に笑顔を振り撒いてた司くんなの。その司くんが帰ってくるのを、誰がなんと言おうと、私は待つ。例えワンダショを抜けなきゃいけなくなっても!いじめられたとしても、絶対に私は待ち続けるから、!」
咲希は一歌の目を見て言った。
「私、いっちゃんがなんでそんなことを言ったのか、はっきりわかるよ。私がレオニから抜けるのを避けたいからだよね?きっと志歩ちゃんから言われたんでしょ?このまま話してたら咲希をレオニから追い出すって。」
「ー!?」
「だって、わたしも言われたんだもん。それでも私はいっちゃんと話したい。例えレオニから追い出されても、私は一人じゃないから。えむちゃんや遥ちゃん、そしてなにより、いっちゃんがいる。だから、私は大丈夫だよ、いっちゃん。私はもう、一人になんかならないから!」
「でも、でも!私は、咲希にレオニを抜けてほしくない、!だってあそこは、咲希を支えてきた大切な居場所。だから、そこからいなくなってほしくない、!」
「そんなの私も同じだよ!私だっていっちゃんにやめてほしくなかった!私たちは四人でLeo/needなんだよ。いっちゃんがいなかったら、レオニじゃない。だから、今私がいるのは、私が大切にしていた場所とは違う。だから、心配しないで、いっちゃん。いっちゃんがなんと言おうと、あの約束を待ち続けるから」
「ねえ、みのり。私は言ったよね。みのりの必死に努力する姿に何度も救われたって」
「そうだね、言ってたよ」
「でも、みのりはまだアイドルだよ。私の中では立派なアイドル。だってアイドルでの癖、抜けてないよ。飲み物を飲む時のみのり、アイドルの時と同じことをしてる。みのりは、ただの高校生なんかじゃない。アイドルとしての高校生なんだよ!だってみのりはまだ、アイドルになりたいって願ってるんだから。その想いが消えない限り、いや、あの約束が消えない限り、みのりはアイドルでい続けるんだよ」
「でも、私と関わったら、モモジャンを追い出されちゃうかもしれない!それだけは避けたいの、!」
「それなら心配しないで。私、いつでもモモジャンをやめられるから。みのりがいない場所でアイドルをやっても楽しくないし、意味がない。」
「でも、!」
「それだけ私にとってみのりは大きな存在なの!だから、私はなんて言われようと、みのりから離れないよ。大切な仲間を置いていけるわけないじゃない、。」
「遥、ちゃん、」
司たちは涙を流していた。いかに自分たちが甘かったのか理解したのだ。えむたちは、司たちが思っている以上に大切に思っていたのだ。
#キャラ崩壊注意
師匠@活動終了
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コメント
1件
うわっ、めっちゃ熱い回だった…!司たちが「関わらないで」って言うシーンは胸が痛かったけど、えむのビンタからの「待つって約束した!」って叫びにガチでグッときたわ。それぞれの想いがぶつかって、でも「離れない」って言い切る強さにやられた。三人とも、自分たちが思ってたよりずっと大事にされてたんだなって。この気持ちの衝突、続きが気になる🔥