テラーノベル
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ワンク
「そういえば、トン氏って頭どうなってるんだ?」
我らが総統が会議中に呟く。
会議中、といっても、そろそろ会議を終わろうかと言っていたところだった。その場にいた幹部全員が総統の方を向く。
wrwrd軍の書記長、トントン。彼は常豚の被り物を付けており、その素顔を見たものはこの国には居ないという。
彼と昔から一緒にいた、総統すらも。
…一瞬の 沈黙。それを破ったのは、紛れもないその話題の中心人物だった。
「いや、どうなってるも何も、ただの被り物ですけどこれ。」
「え、そうやったん!?」
「待ってゾムさん。これ俺のマジの頭やと思ってたん?」
まじで?と言いながら、自身の頭を指さす。
「トン氏、なんでそれ外さないんだ」
純粋な疑問かぶつけられる。
すると彼は、気の抜けた声を出しながら返事をする。
「はぁ?いや、別に理由はないですけど…」
「え、え、じゃあ外したりできるん!?」
キャンキャンと吠えだしたチワワの方へ視線を向けたトントンは、「全然ええけど…そんなええもんやないで?」と返す。その瞬間、チワワの目が怪しく光り出した。どうやら、それはチワワだけでなかったようで。
「じゃあ、大人しくしててな?」
誰かがそう言うと同時に、6人ほどの幹部がトントンの体を拘束する。
「何すんねん!ちょ、離せや!!」
できる限り抵抗しようとはするが、流石に戦闘に特化した幹部6人に抑えられては抵抗出来ないようだった。
「トントン大人しくしとってって!取れへんやろ!」
「んなもん自分で取れるわ!ってああぁぁあぁ…」
トントンの情けない声と共に、わっるい顔をしたポメラニアンに被り物を掴まれ、ズボッと外された。
幹部たちは、現れた顔に唾を呑んだ。
現れたのは、赤いメガネを掛けた好青年、と言ったような顔だった。
雪のように真っ白な肌が、その上に乗った血のように赤い目を際立たせる。
少し崩れた緩い七三の髪は、ほんのり赤みがかった黒色だった。
「…な?そんなええもんやないやろ?」
「…ってか恥ずかしいからそんな見んでくれ…」
真っ白だった肌が、ほんのり赤色に染まる。
「と、トントンさん、凄い綺麗です、!!」
その姿を見て真っ先に正気を取り戻した外資系が、容姿を褒める。
すると、ほんのり赤かった顔が、真っ赤になってしまった。
「な、ななな何言ってるんや!?」
____その後、正気を取り戻した他幹部からも褒められまくったトントンが、恥ずかしすぎて隣の国に家出してしまうのは、また別のお話。
あとがき
あるつの癖に沿ったお話でした!!
普段は素顔を隠してるトントンさん。その幻の素顔を見て、しっかり魅了されちゃう幹部のみなさん…
まで書きたかったんですが、あるつの気力がダメでした…!(笑)
なのでぐちゃぐちゃなお話になりましたが、少しは楽しんで貰えてると嬉しいです!
あるつはこんな感じで、そこまで深い理由なく付けてる、というのも好きですが、ちゃんと本人には理由があって付けてて、あるとき何かがあって、それでみんなの前で取れちゃう…とかも大好きなんですよぉ…
近々そっちバージョンも書かせてもらいます(笑)
では、初のちゃんとしたあとがきがすごぉく長いあるつさんでした!
さるつー!!
コメント
2件
癖です。めっちゃ好きです。トントンさんはやっぱツンツンツンデレくらいで書記長っていう立場もシチュやらcpやらにもってこいで全てが尊い。トントンさんの赤面って最高だと思うんですよね