テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
第二話 悪魔の瞳と遺物
敵どもが動かなくなり辺りが赤くコーティングされた頃
『あぁ…んし…早く行くぞヘンリー!』
そう声を上げすぐ俺は街の中を突き進み、そして見つけた。『悪魔の瞳』
悪魔の瞳とは宝石の一種で紫の色の宝石で心を奪われる程美しく価値が高い割に手に入りやすい。この宝石は何故かビルの中や路地裏などに生えている『よ″し……あー…取りあえずこんなもんで良いだろ…』
手に持つピッケルをしまい宝石をバッグに入れて再び歩き出した、鼻歌を歌いながら化け物たちの目に付かないように歩く。
すると、どんどんと街から遠ざかる。
『なあ相棒!今日の俺の活躍見たかぁ?!!!最高だっただろぉー?ん?どうよ?』と俺が相棒に問いただすと相棒は面倒くさそうに『ワ″フッ!』と言う相棒にジャーキーを餌づけしながら帰路につく。
綺麗な夕暮れに包み込まれながら小さな町を見つける『おっ…オルフに付いたか』
オルフとは小さな町の名前で、この町には俺の隠れ家がある。そのままゆったり歩き『なあ相棒…金が貯まったら一緒に海外行って魚釣ってのんびり老後を過ごそうぜ!』
またその話しか…とも思いながらも尻尾をブンブンと振り回す相棒と一緒に夢を語りながら隠れ家に入る。
隠れ家は薄暗く色々な物資が集まっている
相棒にエサと水をあげ、ソファに腰掛け『あー!疲れたぁ!』
『良い感じに物資も集まったし…明日には104区を一旦出るか…』それと……104区は軍事利用目的に作られた物で途轍もなく広大だ。
そしてこっから104区の外までは大体15㎞でかなり遠くそれに通路には軍や化け物が多く居てあまり良い判断では無い。
じゃあどうするか…答えは簡単だ、近くにプローラーたちが作った隠れ家の様な物がありそこからなら遠回りではあるが基本はラクに進むことが出来る。まあ…問題は……
最近ゴッド・ボーンとかいうふざけた名前の馬鹿たれギャングが規模を拡大していて隠れ家も襲撃してるとかの話を聞く…………
ちなみにだが…俺は今とある仕事を請け負っていて…その仕事ってのが…遺物:ロストボックス
ここで遺物の説明をさせて貰うが……
そのロストボックスってのが小さな四角形の箱で見た目は薄汚い灰色の箱なのだが、開けると中には開けた人の大切な思い出と匂いが出て来るという代物でこの箱は何個かあり、この箱を狙う物もそう少なくない
そしてこいつの値段は…驚異の8500万で、まあ遺物の中では高いってわけでもないが悪魔の瞳なんか屁でも無い位の値段だ………
悪魔の瞳は物にもよるが相場は大体、一万 辺りだ。まあ今日は明日に備えて寝なきゃか…
お休み相棒…
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!