リミ(アクア推し)さん
アクアが、有馬やあかねと絡んでいて、ルビーが嫉妬する話
ルビーは最近、困っていることがあった。それは、双子の兄であるアクアがモテすぎていること。普通の兄妹であれば、(ブラコンじゃなければ)興味を示さないし、嫌そうな顔をするか、もしくは信じないかの3択だが、重度のブラコンを患っているルビーは、そんな兄が少し心配なのである。
アクア)…それで、有馬とあかねに嫉妬してんの?
ルビー)あかねって呼ばないで
アクア)ガチじゃん
口では呆れたようにしているのに、頭を撫でてくれる手は優しい。
ルビー)う゛〜、そんなんだからロリ先輩とかあかねちゃんに好かれるんだよー!
アクアの腹部に顔を埋めてぐりぐりする。
アクア)うわっ、ちょ、擽ったい!
ぐぐぐと力を込められ、押し返される。
アクア)…何かあったのか?いつもより元気ないじゃん
ルビー)アクアのせいだもん……
アクア)はいはい
もういっそアクアの腹に埋もれてしまおうかと考え出したが、一旦冷静になる。それより、もっとアクアを独り占めできる方法がある筈だと考える。妹としての権限を存分に発揮すれば、かなり良い方向に転がるのでは───。
アクア)ルビー?ボーッとしてどうした。眠いのか?
額にそっと手を乗せ、ルビーを心配そうに見ていた。
ルビー)えっ?ううん、なんでもな───くない!
アクア)はっ?
ルビー)ねむい!眠いよお兄ちゃん!!
勢いよく起き上がり、アクアの肩をガクガクと揺らす。
アクア)わかっ…分かったからやめろ!目が回る……
ルビー)あ、ごめんお兄ちゃん!
慌ててアクアから手を離す。掴まれた時の力が強かったのか、アクアは数回肩を回す。
アクア)なに。一緒に寝たいの?
意地悪そうな笑みを浮かべたアクアに、ルビーは満面の笑みで肯定する。
アクア)え、マジで?
ルビー)大マジだよ!
決別した時から滅多に見せなくなった妹モード全開なルビーに、少し嬉しくなってしまう。
アクア)仕方ないな。じゃあ、俺の部屋に───
ルビー)私の部屋!
アクア)…仰せのままに。お嬢さん
アクア)…なぁ、コレ恥ずかしいんだけど
ルビー)良いの!このままでいて!
困った表情のアクアと、笑顔が絶えないルビー。2人は1つのベットに入り、アクアはルビーに抱かれていた。ギュッとされているせいで、ルビーの甘い匂いと、暖かい温もりに全身が包まれているような感じがして、こっちが眠くなってくる。
ルビー)んへへ、そのまま寝てても良いよー
アクアのサラサラな髪を撫でながら言うルビーがアイのように見えて、少しだせ懐かしい気持ちになった。
ルビー)おやすみ、お兄ちゃん
眠ったアクアに微笑み、キスを1つ落とす。近くにあったスマホを取り出してカシャッと写真を撮り、そのままSNSに投稿する。
翌日、トレンド入りを果たしたルビーの元にとある2人が突撃してきたとかなんとか。
ー終ー
コメント
2件
あもうほんとに神ですね!? まじでもう最近アクア受けが少なくて死にそうだったんですけど救われました😇 ありがとうございます😭