今日は雲1つ無い快晴 。
お墓参り日和だ ( ??
高 「 久しぶりお母さん 。 」
高 「 それでね ! 」
高 「 佐久間って人がね認めてくれたの ! 」
高 「 お母さんが褒めてくれた髪の毛切ったの 」
どうでもいい近況報告をした
一年に一回 。
3 月 11 日 。
お母さんの命日に一人で来ている 。
__ なんでここに貴方がいるんですか ?
__ こっちのセリフ 。
高 「 佐久間さん 。 」
佐 「 なんでここにいんの ? 」
高 「 私が聞いてます 。 」
佐 「 そうピリピリすんなよ 」
佐 「 高木さんの娘がアンタなわけか 」
佐 「 世界って狭いね 。 笑 」
高 「 … 」
佐 「 分かった言うから 」
佐 「 滝沢くんの助手 」
高 「 滝沢くんの助手 … 」
佐 「 滝沢くん庇って死んだって聞かされてたんだろ ? 」
佐 「 それ本当は違うの 」
高 「 は ? 」
佐 「 高木さんが庇ったのは俺ら 」
佐 「 俺らを押し出してビルに閉じ込められた 」
飛びつきたかった 。
お前らのせいでお母さんが死んだんだって
人殺しって 。
けど 、
そんな悲しそうな乾いた笑顔で見られたら 、
何も言えないじゃない 、
佐 「 ごめんな 」
佐 「 俺達のせいで 。 」
高 「 … 恨んでます 」
佐 「 やっぱ ? 」
高 「 私は 。 」
高 「 お母さんは恨んでないです 」
高 「 多分だけど 」
佐 「 そっかぁ 、 笑 」
彼が落とした一粒の涙には
気づかなかったということにしよう 。
高 「 … ひっく 、 泣 」
佐 「 お 、 ぇ 、 ? 」
高 「 うぅ 、 泣 」
佐 「 ちょ 、 え 、 高木 、 ? 」
気づかなかったことにしようとした罰かな
涙がどんどん溢れてきて 、
止めることが出来なかった 。
得意だったはずだ
自分の感情を隠すのは 。
『 高木さんって親いないらしいよ 』
『 護衛の仕事してるんだって 』
『 女がそんなん出来んの ? 笑 』
どんなことを言われたって
耐えてきた 。
なんにも気にしてないですよ って
顔をしながら生きてきた 。
自分の感情をさらけ出して
「 なんでそんなこと言うの ? 」
「 女子だから何 ? 」
って言うよりずっと楽だと思っていた 。
佐 「 … 」
それでも 、
止まらなかった 。
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コメント
2件
続き楽しみです❣️
見 る の 遅 く な っ た 🥹 ほ ん と 話 も め ぐ ち ゃ ん も 愛 し て る ⸝