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涼ちゃんには、もう話した。

いや、もう気づかれていたのかもしれない



「そーなの? おめでとう」


と微笑んで送り出してくれた。




























「あれ、若井どーしたの?」


楽屋のソファに座っている若井は顔を顰めてスマホを見ていた。



「あ、りょーちゃん」


どうやらプレゼントを選んでるみたいだ



「元貴の誕生日近いでしょ?でも全然決まらなくて」


「涼ちゃんは何にした?」




聞かれたことに答える



「軽めのアクセサリーにしたよ」




「あーアクセサリーいいね、」


と零すと、またスマホへと視線を落とした。




「何もらっても嬉しいと思うけどなー」


「まぁーね?でもどうせならいいもんあげたいじゃん..」




「若井がプレゼントになったら?笑笑」


少しイタズラ心が湧き、そんなことを言ってみる


「えー、…….. うん。いいねそれ , 」


ぶっきらぼうに告げる若井を見て、本気で選んでることを悟った。


これ以上は何も言わずに心の中で頑張れと叫んだ。






















今日は誕生日当日


若井とは二人で計画を立てていた。







「あれ、二人ともどーしたの?」



と元貴が入ってくる



そこで僕たちはクラッカーを引き、一斉にお祝祝いモード



「「元貴誕生日おめでとー!!」」



と二人で声を上げる



「えー!ありがとうー!! 」


「はい、じゃあ僕から」


そう言って僕はプレゼントを渡す



「開けていい?」


「いいよ笑」



プレゼントをあけると、


「イヤリングだ!!かわいいー」


「かわいいでしょー笑」


「うん!ありがと!」


「いえいえー笑」



次は若井かな。二人の邪魔をしないようにそそくさと部屋を出て行こうとする



「若井からは?笑笑」


「んーとね、俺からは ….」



なんて会話が聞こえる。

あ、そうだ。結局何を選んだんだろ。

と一つの疑問が浮かんだが、後で聞こうとドアノブに手をかけたところで、とんでもない言葉が耳に入ってくる。



「俺からのプレゼントは …  俺の一生です!!」




え??と耳を疑い、後ろを振り向くと

若井は笑顔で腕を広げている。その横には多分僕も同じ顔をしているであろう元貴。



「…. まじ?」


「まじ!!」



と抱き合う若井と元貴を横目にさっさと出ようとすると、元貴がこちらを見て何やら口を動かしている。


「涼ちゃんありがとう」


と言っていた気がする。多分、いや絶対



「 …. うん!!」


と親指を立て部屋を出た。





元貴は察しがいいな、僕の差し金だと気付いたみたいだ。….冗談のつもりだったんだけどな


まぁ元貴にとっては好都合か

またも心の中で

「若井がんばれ~ …」と叫ぶのだった。



































まあ、その後はみなさんお分かりの通り、散々犯された若井でした。

ちゃんちゃん




この話短編集で書こうと思ったったんやけどこの関係性で書きたかった



何気に涼ちゃん初登場?笑笑



てかバースデーグッズめっちゃ迷ったけどパーカーだけにした。かわいい

この作品はいかがでしたか?

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