テラーノベル
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🏨☔️🙂×🏨☔️🎤
*注意。
・なんでも許せる方向け
・🏨☔️🙂さんがヤバいやつ。
・五感消失ネタ。
・付き合ってません!
…………………………………………………
🎤side.
いつからだろう。
分からない。でも、一つだけわかることがある。
…………………………………………………
「五感が弱くなっている?」
ゆったりと頷く。
彼…あのホテルで知り合った、紫の薬剤師、
スマイルの所に今俺は居る。
自分で歩くのもやっとの状態でここまで来た。
…俺は、日に日に五感が弱まっているのを感じている。
最初は目が悪くなったかなとか、耳が遠くなったかなってくらいだったけれど、日に日に、身体の五感が鈍って来ている。
手に力が入らず、物が持てない。…絵を描く事がもう無いにしても、日常生活に支障が出て困る。
そして、口も、鼻も。味や匂いを感じない。声なんて出せたものではないから、筆談で話している。
幸い、耳はかろうじて聞こえるみたいだ。
「…お前、その状態でよく俺のとこまで来れたもんだな。」
一通り診察し終わった彼がため息混じりに言う
「まぁ、放置よりはマシか。」
「で、本題に入ろう。お前は今、確かに五感が消失する病にかかっている。ここまでは良いな?」
ゆっくりと頷く。
「よし。…良いタイミングで来たな。幸いにも俺は、今その病の研究をしている真っ最中だ。幾つか完成している薬もある。」
「俺に、任されてくれるか?」
アメジストがまっすぐこちを見る。その視線がどこか居心地が悪く、目を逸らしてしまう。
力の入らない手で、ガタガタの文字を書く。
『かくじつになおせるの』
「…ああ。約束しよう。」
数秒の沈黙。俺はぺこりと頭を下げる。
ここから、俺の療養生活が始まった。
…………………………………………………
俺はスマイルの提案で、彼のクリニックの上…2階の、スマイルの部屋で療養するようになった。
なんでも、研究室は彼の部屋にあるようで、そちらの方が俺の面倒も見れて都合が良いそうだ
「きんとき、上の服を脱いでそこに座ってくれ。」
彼の研究室の、簡素な寝具に腰をかけ、服に手をかけるが、俺の体には、もう服を脱ぐ力すら無いようだ。
「何を…あぁ、力が入らないのか。」
それを理解したのか、彼が俺の服を脱がせる。
妙に手際が良いので、きっと慣れているんだろうな、なんて思う。
「よし。…..お前の五感は日に日に弱くなってきている。そして、それを薬を投与してゆっくりと治していく。分かったな?」
頷く力すら入らず、瞬きを1回。
「…じゃあ、まずは聴覚からだ。今はかろうじて聞こえるくらいだろうが、すぐにそっちもダメになってしまうだろうからな。」
そう言い、彼は引き出しから注射?と、棚から液体らしきものを取り出す。
………あぁ、目もダメになってきたな。
「…いくぞ。」
微かに、肌に何かが触れる感触。
注射し終わったのか、それすら分からない。
ぼんやりとした目に映るのはきっと天井。
「安心しろ。俺が治してやるから。 」
遠のいていく意識の中で聞こえる声。
彼がどんな顔で、どんな目で俺を見ているかなんて、俺の目ではとても捉えきれなかった。
「おやすみ…。」
…….NEXT.
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