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「朝露まといし花よ、花開け

フラワー(花)」

辺りに秋桜(コスモス)や朝顔、桜などの優しい色の花々が舞う。

「わあぁぁぁ…!」

ティアナの大好きな秋桜がふわふわと漂う。私は、落ちてきた秋桜を、ティアナの髪にそっと差してあげる。これでも、ティアナは私の年下である。こうやって、いつもの日常は過ぎる、と思ったら、

ゴゴゴゴゴッ…

地震だ。

「ティアナ!テーブル!」

ティアナがテーブルへ駆け出す。

「強き大地よこの地震を止めたまえ

アーシー(地)」

ぴたっ…

「止まった…。」

でも…、

「ここで地震なんて初めてじゃない?」

テーブル下から出て来たティアナが言う。

「私だって初めてよ。」

そう言うと、

「リン姉は500年位生きてるのにね。」

ムッ💢

「女の子のお年は言っちゃ駄目なんだよ~💢知ってるよね~💢」

いくら他に人が居ないとしても、自分のお年を言われるのはイヤ。まあ、まあ!20歳くらいまでならまあいいじゃないってなるけど、私542歳だよ!?さすがに私恥ずかしいよ!(こんなティアナへの文句が大渋滞で書ききれないので以下省略)

(文句終了)

「アハハ💦ごめぇ~んて。ほら、許してっ!」

ティアナは私の前で手を合わせて左目をウインクしている。いかにも、ごめんと思ってないごめんって感じである。

内心それごめんじゃないでしょ、ってなってるけど、

「次は無いからね~。いいよ。許してあげる。」

ニッと笑ったティアナを他所にして、あの唄について考える。ついでに、あの地震のことも。


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