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凪はとぼとぼと歩いていた。
「君とは付き合えない。」勇気の言葉が頭から離れない。
悲しみに暮れていると女装ホストクラブと言う文字が目に入った。気になったので中に入ると煌びやかな女装ホスト達が働いていた。
「いらっしゃいませ。」
美しい青髪の青年が出迎えてくれた。
「あの…ホスト初めてで。」
「大丈夫怖がらないでどうぞ。」席に案内され胸が高鳴る。
「僕司って言います。」
青年に名刺を渡され凪も癖で名刺を渡した。
「奥山凪です。」
「良い名前ですね。」司に褒められて凪は照れた。
「今日フラれて…。」
「こんな綺麗な人をフるなんて!」司の言葉に赤面する。
「私には恋愛なんて…。」自信なさげに言うと司は凪の頬を掴んだ。「そんな事言わないの僕と明日デートしてれる?」
凪の心臓が飛び出そうになった。
「明日ですか!?」
「駄目かな?」司の目をじっと見つめて考えてこんだ。